






















ノルトライン=ヴェストファーレン州の中心都市であるここ、ミュンスター。
ミュンスター大学を中心とした学園都市でもあり、"自転車の首都"と言われるほどに、270キロにも及ぶ自転車用道路が整備され、美しい湖や丘などがそこかしこに存在している。
大学だけではなく美術の街としても有名で、10年に一度開かれるミュンスター彫刻プロジェクトや、ピカソの永久コレクションなどが地元美術館の目玉である。さて、そんなミュンスターにある動物園は"Allwetterzoo"つまり、全天候型動物園というだけあって、屋内施設、屋外施設が非常にバランスよく考えられてデザイン設計されています。
ちなみに園内マップの黄色いラインが「晴れの日」用お薦めルート、青いラインが「雨の日」用のお薦めルートだそうです。
1875年に設立されたこの動物園は、その後、来園者の強い要望でサルたちの展示に力を入れ始めたところから強い人気を博すようになりました。今では30ヘクタールの敷地面積の中で300以上の種を飼育しているのです。
まずは、"Zoorangerie"なるボルネオオランウータンの館へ。
この施設は、檻やバーの代わりに、非常に自然な形で堀を設けるなど、限りなく現地の自然を再現するということをコンセプトに2000年の秋に建設されました。オランウータンはもちろん、シシオザルや、コツメカワウソなども一緒に暮らしています。
シシオザルが、眠ろうとするオランウータンのブランケットを取り上げてはからかっている様子がとても可笑しかったです。
さて、その隣には、ペンギンとアザラシの施設があります。
当園のペンギンたちは南アフリカのケープペンギンたちですが、約80羽のペンギンたちが毎日、運動不足解消のために園内を散歩します。30分前にはみんなが行列を作って待ち構えていましたよ。
その他にも、ペンギン飼育係の仕事を体験することができるサービスなど、子供たちが終始大喜びしている姿が非常に印象的でした。
一方、当園のアザラシは、北大西洋の両沿岸、ドイツの海岸でも観測ができるハイイロアザラシです。
2003年にできた"Affricaneum"にいるゴリラたちの展示も見逃せません。
すぐ隣にはチンパンジー、イボイノシシたちまでもが6000平方メートルものスペースの中で草、水や岩、そしてたくさんの大木に恵まれた環境で楽しく暮らしているようです。
ワオキツネザルの赤ちゃんツインズも、来園者の人気を博しています。
赤ちゃんと言えば、当園はサイの繁殖について大きな実績を持つ、ヨーロッパでも数少ない動物園のひとつです。
現在も、子供のサイが元気に暮らしているのです。
この他にも、イルカのショーや、大人気のミーアキャット、
はたまたチーターやマレーグマなどなど、バラエティに富んだ
当園は、1日では見学しきれません。またの機会に是非!
とにかく生態環境について徹底的なリサーチを行いながら、それをできるだけ
展示に活かそうという姿勢がとても強く感じられる園でした。
単なる展示の域を超え、新たな興味関心と館家用や種の保全に対する意識を
開拓してくれるのではないかと思いました。