国内最大のサンゴ礁域、沖縄県・石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖(せきせいしょうこ)で2010年5月27日夜、サンゴの「産卵」があった。水温25度以上の大潮前後が産卵時期とされるが、実際に目にするのは難しい。
卵のように見えるのは「バンドル」と呼ばれ、20個ほどの卵と精子が入っている。午後9時すぎ、イシサンゴの仲間、スギノキミドリイシサンゴが直径1~2ミリのピンク色のバンドルをぽつぽつと放出。周辺の同種サンゴもこれに続き、夜空に無数の星が散らばったような幻想的な水中風景が広がった。
バンドルは海面に上昇してはじけ、他の個体から出た卵や精子と出合って受精する。
写真・文 毎日新聞社提供
【写真】卵と精子が入った「バンドル」を放出するスギノキミドリイシサンゴ=沖縄県竹富町沖で





