
スマトラ島で最もよく見かけたのが、さまざまな種類のサルたちです。森に響き渡るテナガザルの合唱を聞いたり、30頭以上のカニクイザルの群れが、枝を揺らしながら木々の間を順番に飛び移って移動するのを観察したり。森の中を歩いていて、どこかで木がガサガサッと大きく揺れたら、サルがいる合図です。 今回、撮影できたサルたちの一部をご紹介します。
トップバッターは、いちばん頻繁に出会ったクロカンムリリーフモンキー。スマトラ島に多いサルで、その名の通り木の葉が主食です。私たちが見つけるより早くこちらに気づき、木の上から人間を観察しています。
クロカンムリリーフモンキーは、スマトラ島でも地域によって黒、オレンジ、白と体の色が違います。西スマトラでよく見かけたのは、鮮やかなオレンジ色のクロカンムリリーフモンキーでした。英語ではBanded Langurと呼ばれ、おでこにバンドのような黒い模様があります。
こちらも、オレンジ色のクロカンムリリーフモンキー。人のようにゆったり木に座って休んでいました。
こちらは、ブタのような丸まったしっぽが特徴のブタオザル。果物を手に、何か思案にくれているようす。現地では、ヤシの実を取るために飼うことがあるため、「ココナッツモンキー」とも呼ばれています。
木の間を移動していたブタオザル。
民家の近くの木で果物を食べ、ほっとひと息をつくブタオザル。
サルたちがたくさんいる場所には、果物が豊富にあります。サルはなわばり内のどこにどんな果物があるかを知っていて、熟した頃に食べに来ます。 果物が少ない高地などでは、リーフモンキーしか見かけませんでした。
おいしそうな果物を食べるブタオザル。
こちらは、川沿いの森などでよく見かけるカニクイザル。カニ食い、と名づけられていますが、主に果物や昆虫などを食べています。
地元の人にとってはプランテーションを荒らす悪者である、サル対策に仕掛けられた罠。木の棒の上に果物がつけられ、サルが取ると柵が落ちて、下の棘に刺さってしまう仕掛けです。
最後に、現地でマナラと呼ばれていた木。棘があるので、木の上のサルを探しながら森を歩いていて、つい触れてしまうと痛い目にあいます。
ほかにも、フクロテナガザルやシルバールトンなどに出会うことができました。
次は、スマトラ島のバードウォッチングを紹介します!