日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

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『どうぶつのくに』そして『どうぶつえんとすいぞくかん』は、世界中にあるたくさんの動物園と水族館、そしてそこに暮らすどうぶつたちの魅力を伝えながら、みなさまに日本動物園水族館協会(JAZA)をはじめとした動物園や水族館を支える多くの関係者たちの活動を知っていただくためのバイリンガル・フリーマガジンです。

日本動物園水族館協会のほかにも、世界には世界水族館動物園協会(WAZA)、アメリカ動物園水族館協会(AZA)、ヨーロッパ動物園水族館協会(EAZA)などが存在し、それぞれが独自の方針を打ち立てながら、お互いに協力し合って活動しています。希少生物の繁殖や、動物園・水族館全体の発展のためには、日本国内はもとより、世界の動物園・水族館や大学や専門学校、各種の研究機関との協力関係が不可欠なのです。

日本の動物園・水族館は、それぞれが特色やポリシーを持って運営されています。そのすべてを一様に考えることは容易ではありませんが、それぞれの取り組みやビジョン、歴史や意義をもご紹介しつつ、ささやかながら各園館間の連携に少しでも役立つことができればという信念を持って制作・発行しています。

本誌では、そういった動物園・水族館、ならびに各関係機関の取り組みを背景にお子様から大人まで幅広い皆様に動物園・水族館をよりいっそう楽しんでいただけるよう、どうぶつたちのクオリティの高い写真や世界中から集められた貴重な資料と工夫されたデザインで興味を喚起する誌面作りを目指しています。

またWEB上では、様々などうぶつの研究や飼育におけるそれぞれの第一人者によるコラムや、「どうぶつ」というテーマで活躍する多くのアーティスト作品、世界中で大人気のどうぶつキャラクターとのコラボレーションなど、本誌の中では紹介しきれないWEB限定のコンテンツや特別プレゼントなどもご紹介しています。

本誌と併せ、今後ともご愛読、ご支援のほど、心よりお願い申し上げます。

『どうぶつのくに』『どうぶつえんとすいぞくかん』制作発行責任者

田井基文(たい・もとふみ)

Profile

1979年大阪生まれ。早稲田大学法学部を卒業し、広告業界にてキャリアをスタートし研鑽を重ねる。実祖父である故・百瀬弌男の創業した株式会社百瀬製作所の一部署としてMOMOSE DESIGNを設立。動物園や水族館の、広告やグッズのデザイン制作にそれまでの業界にない新しい価値を世に提示し続け、内外から高い評価を得る。『どうぶつのくに』ならびに『どうぶつえんとすいぞくかん』の企画制作責任者であり発行編集人。どうぶつと動物園を愛し、国内外の動物園・水族館巡りと、動物の写真撮影を趣味としている。公益社団法人日本写真家協会正会員。「どうぶつとこどもたち」をテーマに撮影した”KIDZOO”シリーズにて国内外で写真展を開催中。昨今は動物園・水族館専門のコンサルタントとしても活躍の幅を広げている。



『どうぶつのくに』の発行開始が2009年。また、社団法人日本動物園水族館協会の季刊誌『どうぶつえんとすいぞくかん』が発刊されて1年がたちました。この間、初回の「ペンギン特集」から、「生物多様性」、「いきものに学ぶ」、「世界とつながる」の4回の特集記事が組まれました。この『どうぶつえんとすいぞくかん』は以下の3点において画期的なものでした。
1つは、個々の動物園や水族館、個々の動物を特集する雑誌はこれまでにもありましたが、日本の動物園・水族館と、日本動物園水族館協会が抱える様々の事柄を社会に発信する媒体はありませんでした。
2つは、日本中の動物園・水族館のみならず、児童館・社会福祉施設約500ヶ所、公立の図書館・小学校中学校・幼稚園保育園など計200ヶ所、子育て支援センター・日本全国の犬猫病院計720カ所など、社会の幅広い施設に無料配布されています。
3つは、協会が費用負担や実務をするのではなく、株式会社百瀬製作所様の支援のもとにスポンサー様のご協力のもとに発刊され、協会は監修・協力という形で関わらせていただいているということです。
『どうぶつのくに』は、全国の動物園・水族館を総合的に紹介する媒体として、各地の動物園・水族館の活動をサポートしてくれている業界なら知らぬ者のない、唯一無二の媒体となりました。
日本動物園水族館協会は、動物園・水族館が社会の要請に的確に応えるとともに、その存在基盤を確固としたものにするため、公益社団法人の道を進むことを決定しました。協会は、日本の動物園・水族館のビジョンを国内外に明らかにするだけでなく、情報発信力や組織強化を進め、その任をまっとうしていくつもりです。本年の総会でご報告したとおり、早急に協会の広報戦略室を立ち上げ、社会貢献、将来像、広報事業、ミッション、人材育成などの対策を講じていきたいと考えています。具体的には、「国」、「国民と市民」、「地域」、「世界」、「動物園と水族館」、そして「動物園・水族館と協会」の6つのつながりを強める事業を推進していく予定です。
この6つのつながりを強めるためにも、今後もこの『どうぶつのくに』と『どうぶつえんとすいぞくかん』を協会の重要な発信源としていくと同時に、広報戦略を実現する強力な媒体としても活用していきたいと考えています。
これまで発刊と継続に関係された方々の多大な支援に感謝します。また、今後もこの『どうぶつのくに』ならびに『どうぶつえんとすいぞくかん』の継続と発展にご尽力をお願いするとともに、日本の動物園・水族館の発展にご貢献いただきますよう祈念申し上げます。

社団法人日本動物園水族館協会会長 山本茂行(やまもと・しげゆき)

Profile

富山県高岡市出身。05年から富山市ファミリーパーク園長。10年から、社団法人日本動物園水族館協会会長に就任。珍しい動物だけでなく、日本の身近な動物の展示に力を入れた。園内に豊かな里山の環境を残し、地元にすんできたウサギやタヌキを飼育。昔から人を助けてきた在来馬と農作業を体験するイベントを開くほか、里山保全活動、クマやシカの被害など、現在の人と動物のかかわりについても積極的に発言する。生き物以外の歴史や文化、特に芸術面においても造詣が深く、料理の腕もプロ級。
著書には『ファミリーパークの仲間たち』ほか、Nikon機関誌『Nikkor Club』にも大好評連載中など多数


※この文章は2011年6月、当時のJAZA会長山本茂行氏によって書かれたものです。本誌へのJAZAの監修は現在は終了しております。

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