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ドイツ:ヴッパタール動物園 Vol.1

2011.3.25

記念すべき第1回目の記事はドイツの南ルール地方に位置するヴッパタールという街にある、ヴッパタール動物園を紹介しましょう。 この街で、なんと1901年から営業している懸垂式のモノレールの駅を降りるとほんの5分ほどの距離に動物園があります。 1881年に35頭の動物だけで開業したこの動物園は、今や24ヘクタールの広さを誇り、世界中から集めてきた5000以上の動物を飼育するようになりました。 駅から入口へと続く小径にも、何ともオシャレな装飾が。ドイツデザインは、さすがヨーロッパの中でも随一です。 ゲートをくぐると、園内は手入れのゆき届いた緑と、美しい花が至るところに咲き乱れ、単に公園に遊びにきたかのような気持ちにすらなります。

と、そこへホッキョクグマの声が聞こえてきました。 1910年に初めて、いわゆる檻のない展示をこのホッキョクグマの放飼場でスタートさせました。

たくさんの動物園のあるドイツでもいちばんと言える(最も大きく、最も近代的な)当園のペンギンコロニーにはキングペンギン、ジェンツーペンギンの他に、先月ニュージーランドとオーストラリアから数種類のフェアリーペンギンがやってきました。 この素晴らしいペンギンコロニーではシュトゥットガルト動物園などと共同で個体の交換、繁殖計画に取り組んでいます。

広大な敷地内にはたくさんのどうぶつたちが自由に歩き回る姿が見られます。 ウサギやラマたち、岩場の上にはヤギたちが。 日本の動物園と比較するとスケールが違いすぎて、笑ってしまえるくらいに何とも壮観ですね。

そして、いよいよ当園のいちばんの見所、ゾウ舎です。 約5000平方メートルの大きさを誇るこの施設では、2005年に2頭のアフリカゾウの繁殖に成功しています。(ドイツのこの地方では初の成功例) もちろん、2頭は今でもヴッパタール動物園いちばんの人気者です。

オランウータンやゴリラなどのいる類人猿舎も大変近代的に改築されています。 カワウソやペッカリーなどの赤ちゃんも続々生まれており、ますます賑やかな夏になりそうです。

 

≪現地レポーター≫
Mona(モナ:エジプト語で”達成”) ドイツの有名商社勤務を経て、現在はヴッパタール大学の自然科学部にて勤務 『どうぶつのくに』のヨーロッパ地区担当記者になる 愛用機:Nikon D5000 好きなどうぶつ:リス、ペンギン、ミーアキャット 日本の読者へひと言: 歴史上最も古い動物園の原型は紀元前3500年のエジプト(ヒエラコンポリス)で、そこにはカバ、、オオカモシカ、ゾウ、ヒヒ、ヤマネコなどが含まれていたそうです。今、ヨーロッパにはたくさんの動物園があり、ドイツ国内だけでも795もの園が存在します。ヨーロッパ固有種であるヒグマ、セイウチ、ムジナ、ビーバーなどにも注目してこれから皆さんに少しずつ、ご紹介できるようレポートします!

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