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KIFUZOOオオサンショウウオ研究所「オオサンショウウオの魅力とは?」

2024.5.21


 


 ナゾに満ちた生きもの【オオサンショウウオ(GS)】に心も体も魅了された演者の田口は、2004年から20年間、本種の調査研究を続けてきました。“オオサンショウウオの何に一番魅力を感じるのですか?”、GS一筋の僕にいつも投げかけられる質問へは、「魅力がありすぎて答えられません!」というのが定番の回答です。が、今日は時間の許す限り、GSの魅力を掘り出して皆さんにお伝えしましょう。
2300万年の歴史をもち生きた化石とも呼ばれ、世界的に見るとごくごく限られた場所にしかいないGSが、こんなに小さな国の小さな川で生き残って棲んでいるとは、まさに奇跡的かつ幸運なことです。生物学的な面白さはもちろんのこと、お祭りや神社、絵画や書籍など、日本人との文化的な関わりも多く、興味は尽きません。 2010年4月から広島市安佐動物公園の技師として勤務し、GSチームの一員として飼育や繁殖、調査研究、保全・教育普及活動に14年間携わった後、2024年3月に動物園を退職し、同4月にオオサンショウウオ生態保全教育文化研究所の所長として活動をスタートさせました。本研究所で、 今後GSの魅力にどうアプローチしていきたいか、そのようなお話もできればと思います。

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