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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.27 ゴンズイ

2018.4.27

海に生息するナマズの仲間です。背鰭などの先が毒針になっており刺されるとかなり痛いので釣り人には(またよく釣れます)嫌われていますが、味噌汁の具にすると案外美味な魚ではあります。危険を感じると「グーグー」「ギュイギィ」とかなり大きな音をだします。小さい時は数百匹が群れになって泳ぐので、それを「ゴンズイ玉」と呼びます。
成長に伴い数が少なくなり、成魚だと数匹か単独で暮らしています。群れは基本的に兄弟姉妹で構成されているので、親が違う「ゴンズイ玉」同士を混ぜて「巨大ゴンズイ玉」を作ろうとしてもあっというまに分かれてしまいます。お互いが「集合フェロモン」というのを出しており、違うフェロモンには集まらないようなのです。飼育していると常に索餌しており、かなりこまめに給餌しないと痩せてきますので飼育が難しい魚ではあります。

著者プロフィール

下村 実(しもむら・みのる)

1965年 大阪府高槻市生まれ
幼少期から魚や水辺の生物に親しみながら育つ。
大阪・海遊館の開業時から、ジンベエザメの飼育を中心に20年以上同館で勤務後、退社。
2012年の京都水族館・すみだ水族館の開業時から飼育業務全体を管理している。

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