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Vol.10 続・珍鳥

2016.5.29

 前回に引き続き、春の野鳥の渡りで出会った珍鳥を紹介したいと思う。

 ハイイロオウチュウ 学名:Dicrurus leucophaeus 英名:Ashy Drongo

 ハイイロオウチュウは数年前に鳥仲間が撮影したのを聞いて以来、ずっと出会いを待ちかねていた野鳥で、今期はすでに1回目撃されていた。今年もダメかと落胆しているところに情報が入った。
 情報のポイントは私の住まいから100km以上離れたところであったが、雨の中ポイントで待つことにした。最初から雨上がりがねらい目だと考えて待機していた。
雨は昼過ぎには止んだため、しばらく待ってみるが全く気配がない。諦めかけてほかの野鳥でも観察して帰ろうかと散策していると、鳥仲間からの携帯が鳴った!
 情報のポイントはここからさらに南に15分ほどの場所だったがすぐに向かった。そこには、すでに聞きつけて集まった島内外のバーダーが10人ほどスタンバっていた。私も仲間に入れてもらい、出現を待った。

すぐ近くに止まってくれた!地味だが僕には輝いて見えた!

すぐ近くに止まってくれた!地味だが僕には輝いて見えた!

 程無くして、ひらひらと向こうから近づいてきてくれた。初めて見るハイイロオウチュウは白く輝いて見え、素晴らしい出会いに感謝!!

正面顔、嘴周りの黒色が特徴!尾羽は燕尾!

正面顔、嘴周りの黒色が特徴!尾羽は燕尾!

後姿!!ほぼ灰色だが初めて見る僕には新鮮だった。

後姿!!ほぼ灰色だが初めて見る僕には新鮮だった。

 図鑑によると、極めてまれな迷鳥として、西表島、石垣島、与那国島などの八重山諸島での記録が数例あるのみと記載されている。ヒヨドリほどの大きさで、ほぼ全身灰色、嘴のまわりは黒い。

飛び出し!風切り羽の透明な白が印象的だった。

飛び出し!風切り羽の透明な白が印象的だった。

著者プロフィール

川口 誠(かわぐち・まこと)

対馬自然写真研究所代表。JPS会員。
対馬で出会う野生動物達を日々撮影している。対馬野生生物保護センターでツシマヤマネコの調査や飼育を担当。今日も動物たちとの一期一会に期待して活動中。

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