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Vol.13 春の回顧

2017.6.7

 対馬は渡り鳥の中継地として主に春と秋にほかの地域ではなかなか観察することが難しい種類の野鳥が羽を休めに降りてくることがありますが、今春出会った珍鳥を紹介していきたいと思います。

 まず、約10年ぶりに見られたセグロサバクヒタキです。セグロサバクヒタキはロシア南部やモンゴルなどの中央アジアで繁殖し、アフリカ東部で越冬するようです。日本では稀な旅鳥として春秋に記録がありますが、対馬では確か2006年に佐護で観察されて以来の記録です。

今回の個体は成鳥の雄で頭が白く喉と背中が黒いのが特徴

 4月28日、かなりの強風でしたが、田んぼの真ん中の農道と畦を行ったり来たりして芋虫などを盛んに食べてました。人に対する警戒心は弱く、撮影していてもあまり気にするそぶりを見せませんでした。

強風に煽られておっとっと…

なるほど、背中は名前通りの黒色

石の上に佇んでいると絵になりますね

 時系列は逆行しますが、前日の4月27日に下島でサービスしてくれたヨーロッパビンズイ!野鳥愛好家の中では「ヨロビン」と言って親しまれています。

木に止まっているのを発見‼

特徴は正直言ってかなり地味!でもこれが出会うと興奮するんです

 最後に今年は見れないかもと焦りを感じていた時に姿を見せてくれた「ヤマショウビン」やはりこいつを見ないと春は落ち着きません。

水路の柵の柵の上にいるのを発見!この後飛んでなかなか姿を現してくれませんでした。ギャラリーも増えてきましたが、今回のベストショットはこの一枚!

著者プロフィール

川口 誠(かわぐち・まこと)

対馬自然写真研究所代表。JPS会員。
対馬で出会う野生動物達を日々撮影している。対馬野生生物保護センターでツシマヤマネコの調査や飼育を担当。今日も動物たちとの一期一会に期待して活動中。

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