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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

早春のグリズリー

2011.5.18

長かった冬が終わり、日差しに春の気配を感じる頃、クマたちも冬ごもりを終えて春の光の中に出る準備を始めます。大地はまだ一面雪に覆われ、時々雪が舞うこともありますが、 小鳥たちはさえずり、雪面にはムースやかんじきウサギ、リスなどの様々な動物たちの足跡が見られ、直接出会わなくてもその存在を確かに感じます。

日照時間は日ごとに伸び、雪は解け、南からは渡り鳥がやってきます。木々は芽吹き、野の花も顔を出し始めます。

冬ごもりの穴の中で生まれた子グマは、春の光の中で新しい世界を経験していきます。見るもの触れるもの、全て初めて経験することばかりの子グマにとって、周りの物に興味津津な様子が写真から伺えます。そんな子グマの様子を見守る母グマの温かな眼差しから、親の子を思う想いが伝わってきます。子グマは母グマに甘えたり、兄弟同士でじゃれあったりしながら、やがて親離れして一頭で生きていくための様々なことを学んでいきます。

著者プロフィール

星野直子(ほしの・なおこ)

1969年生まれ。
短期大学卒業後、書店勤務。
1993年星野道夫と結婚しアラスカに暮らす
1996年カムチャツカ半島にてヒグマの事故により夫が逝去
2000年星野道夫事務所を設立し、作品の管理を務める。

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