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Vol.4 南米コロンビアに住む珍鳥

2018.5.4

こんにちは、今回はキバシコウの住むアフリカから10,000㎞以上も離れた地球の裏側にある南米。そこに住むキジの仲間であるホウカンチョウの1種で、南米の中でもコロンビア北部にのみ生息するアオコブホウカンチョウをご紹介したいと思います。

アオコブホウカンチョウも日本ではネオパークオキナワでのみ飼育されている鳥です。また国内だけでは無く世界中の動物園でも飼育数少なく、現地コロンビアやアメリカ、ヨーロッパの数えられる程度の動物園でしか飼育されていません。

コロンビア北部の固有種として野生での生息数も250羽程と極めて少なく、絶滅危惧動物のレッドリストではCritically Endangered (CR) 「絶滅寸前」にランクされています。

ネオパークオキナワのある沖縄北部の固有種として絶滅が危ぶまれる事でも知られるヤンバルクイナは生息数1500羽程で、アオコブホウカンチョウの1つ下であるEndangered (EN) 「絶滅危機」にランクされており、比べてみるとアオコブホウカンチョウの少なさがよくわかります。

ホウカンチョウと呼ばれる鳥は他にも沢山の種類がいます。その特徴としてはキジの仲間であり飛翔能力はあまり優れておらず、地上を歩き周り餌を食べ暮らしています。

ホウカンチョウの名前は頭にカールした冠の様な羽根が生えており、宝冠をかぶっているように見えることに由来しています。

そしてオスの嘴の下にある真っ青なコブにアオコブの名の由来になっています。

長らくの間、ネオパークオキナワではオス2羽のみを飼育していました。
大変希少なアオコブホウカンチョウの保護繁殖活動がアメリカの動物園を中心に行われており、その繁殖活動にネオパークオキナワ生まれの2羽を入れる為に、メスの1羽が海を越えて3年前にやってきました。
残念ながらまだ成果はでていませんが繁殖に向けた取り組みを行っています。

それでは次回はもう少し詳しく繁殖についてお話できればと思っています。

著者プロフィール

土井 晃(どい・あきら)

脱サラ飼育員
ネオパークオキナワでの飼育員になるべく沖縄へ来て10年!!
大好きな鳥や動物たちに囲まれ、動物たちの魅力を伝えられるよう奮闘中!!

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