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Vol.7 ビーバーフィーバー!?

2014.8.30

大変長いあいだご無沙汰いたしまして、まことに申し訳ありませんでした。今後もたくさんの情報をお伝えしたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

甲府は今年も猛暑となりましたが、動物たちはこの暑さの中も頑張ってくれています。嬉しいニュースも悲しいニュースもたくさんあったのですが、今回は、この仔を紹介させてください。

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4月29日に生まれたビーバーの赤ちゃんです。赤ちゃんと呼ぶにはだいぶ大きくなっていますが、ギリギリ間に合いますでしょうか。 実は赤ちゃんは当初は2頭生まれたのですが、1頭は心臓の位置に問題があり、生後わずか1週間で死亡してしまいました。2月に妊娠が発覚してから職員一同楽しみにしていた赤ちゃんだったので、悲しくやりきれない気持ちになりましたが、もう1頭はすくすくと元気に育ち、外のプールで泳ぐ様子などが見られるようになってきました。

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水棲動物らしく、生まれたときから後ろ足には水かきがあり、五平餅のようなフィンのようなしっぽ、そして水をはじくための厚い下毛もフワフワのモフモフです。

当園では実に7年ぶりのビーバーの繁殖とあって、ビーバーフィーバーが巻き起こるかと期待していたのですが、さすが夜行性のビーバー。もともと小屋の屋根に鏡をつけてご案内しているほど昼間は姿をみせないのですが、

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ましてや赤ちゃんが生まれたとあって、お父さんお母さんビーバーもいつも以上に手ごわく、せっかく赤ちゃんがお外にお散歩に出てきても、あっというまに口にくわえて小屋に連れ戻されてしまいます。。。。

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むむっ、これでは赤ちゃんを来園者にみせられない。

そこで担当者の発案で毎日、公開体重測定を行いました。体重測定そのものはあっという間に終わってしまいますが、そのあとプールで遊ぶ様子が大好評でした。

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そんな赤ちゃんビーバーですが、実はまだ名前がありません。
ご存知の方も多いと思いますが、ビーバーは外観からは性別の判定がとても難しい動物です。オスには陰茎骨という骨があるため、レントゲンでこの陰茎骨の有無をみて、性別を判定しました。
生後2ヶ月半頃に判定を行い、ビーバーちゃんがメスであることが判明しました。

当園では初めての試みなのですが、今回はお名前の募集を行っています。現在のところ150通ほどの応募があるのですが、締め切りは8月31日、今週末で終了します。応募用紙、応募箱とも動物園内にあるので、来園者に限られてしまうのですが、お近くにお越しの際はぜひ素敵な名前をお願い致します!

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著者プロフィール

秋山多江(あきやま・たえ)

1977年山梨県甲府市生まれ
2001年酪農学園大学獣医学科卒業
小学2年生のときに、地元甲府市遊亀公園附属動物園でライオンの飼育係になることを夢見て十何年。小動物病院勤務、埼玉県こども動物自然公園へ勤務させていただいたのち、2010年に採用され現在に至ります。

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