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Vol.3 ゾウライド〜サビ・サビ私営動物保護区へ

2010.2.21

この日、私たちはクルーガー国立公園から、南西部に隣接する私営動物保護区サビ・サビ・プライベート・ゲーム・リザーブへ。細い道やブッシュにも入っていくことができるため、より近くでどうぶつに出会えると人気の保護区です。

移動のついでに、クルーガー国立公園の近くにある、「エレファント・ウィスパーズ(ゾウのささやき)」という施設に立ち寄りました。アフリカゾウに乗ることができる、人気のスポットです。


エレファント・ウィスパーズのエントランス。

ここにいるのは、クルーガー国立公園などの動物保護区から保護されたゾウたちです。
動物保護区では、保護の結果、一部のどうぶつが増えすぎてしまうことがあります。
とくに天敵のいないアフリカゾウは増えやすく、ゾウが多すぎるとえさとなる植物が減ってしまったり、木を倒したりするので、他のどうぶつや環境に悪影響をもたらすといわれています。
増えすぎたどうぶつは、他の国立公園に移動させることもありますが、体の大きなアフリカゾウではそれもなかなか難しい問題。かといって殺してしまうのは忍びないと、一部のゾウがこのエレファント・ウィスパーズに引き取られてきたのです。

ゾウたちはとてもよく訓練されています。
乗る前に、スタッフの方がゾウの鼻をあげさせたり、横にならせたりしながら、アフリカゾウの体の特徴を詳しく説明してくれます。



アフリカゾウはアジアゾウに比べて耳が大きく、三角形をしているのが特徴。
そこで耳を広げて、「ほら、アフリカ大陸の形をしているでしょう」。なるほど、確かに!

ゾウたちは数十種類の号令の言葉を理解しています。
それを証明するために、ゲストにも号令をかけさせてくれます。
名前を読んで、「シェイク」というと頭をふったり、「トーク」というとコロロロロ・・・と音を出したり。初めての人でも、きちんと応えてくれます。


一番体の大きい、オスの「ティンボ」。国立公園にいたとき、仲良しのガールフレンドを他のオスに奪われ、傷心のために暴れて電柵を踏み倒し、人間の居住区に入ってしまったことで捕えられました。当時は興奮状態で誰にも手のつけられない暴れモノでしたが、ここに来てからはすっかり落ち着いています。


大きな口を開けて、歯を見せてくれたティンボ。


ゾウたちと仲良くなってから、背中に乗って草原を散歩。ちなみに私はティンボに乗らせてもらいましたが、大きな背中がゆっくり揺れて、とても心地いいものでした。ティンボ、ありがとう!


仕事を終えて、寝小屋に帰って行くゾウたち。ティンボの他の4頭は、国立公園の頭数管理のために保護された家族です。群れの結束が強いゾウは、ばらばらにすると悲しがって暴れるため、家族ごと引き取ったそうです。


案内してくれた責任者夫人のコリーン・コッツェさんとマネージャーのエルワン・レイベさん。

午後、サビ・サビ私営動物保護区へ。
クルーガー国立公園内の宿泊施設も素敵でしたが、サビ・サビの保護区内にあるロッジは特にラグジュアリーなことで知られています。


サビ・サビのロッジのお部屋。エアコンも効いていて、とっても快適です。


ひと部屋ずつ分かれたバンガロータイプ。夜になると周囲にヒョウやハイエナが来ることがあるので、スタッフにエスコートしてもらいます。


ダイニング。自然を満喫しながら食事をすることができます。


さて、ゲーム・ドライブに出るとさっそくインパラの群れに出会いました。

サビ・サビでは、屋根のないオープンタイプの4WDに乗ってドライブします。
ちなみに、2月末のこの日の気温は最高気温35度、最低気温19度。どうぶつたちも暑い日中は休んでいるので、ゲーム・ドライブは朝と夕方に行います。


ツノのあるオスが、群れのリーダー。リーダーのほかにも若いオスが数頭いる場合もあります。


群れで休んでいるライオンも見つけました。


天使の寝顔? きょうだいたちと体を寄せ合い、気持ち良さそうに寝ています。


1頭だけ、群れから少し離れました。何をしているかというと、おしっこ。みんながいるところでしないのは、ライオンのマナーですね。

次の記事では、サビ・サビでのゲーム・ドライブの様子をより詳しくご紹介します!

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