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Vol.6 ケープタウン〜魅惑のバードランド&水族館

2010.2.22

南アフリカ共和国には、クルーガー国立公園のほかにもどうぶつたちに出会える動物保護区がたくさんあります。たとえば、世界自然遺産にも登録されているアフリカ最大のカバの生息地「グレーター・セントルシア湿原公園」や、世界のクロサイおよびシロサイの1/5が生息しているという「シュルシュルウェ・イムフォロジ・パーク」、南アフリカ固有のカモや希少な渡り鳥が見られるアフリカ最大規模の野鳥保護区「バーバースパン・バードサンクチュアリ」など。
どうぶつだけをとっても、とても一度では周りきれない、たくさんの見どころがある国です。

そんな南アフリカの人々にとって、どうぶつはとても身近な存在。
このことを感じさせてくれたのが、南アフリカ第二の都市、ケープタウンにあるアフリカ最大の鳥とどうぶつの飼育場「ワールド・オブ・バーズ」でした。


園内は森のようになっていて、自然に近い状態で鳥たちを見ることができます。
飼育されている鳥類は400種3000羽以上。
中には屋根もなく、羽も切られていない飼育場もありました。鳥たちはえさがもらえることを知っているので、飛んで逃げることはないようです。


ルイチガイショウジョウインコ。アフリカの太陽の元、鮮やかな赤い羽が映えていました。


上野動物園にもいるショウジョウトキ。


ワカケホンセイインコのカラーバリエーション。


タカ目ハヤブサ科の鳥、チョウゲンボウ。アフリカ大陸とユーラシア大陸に広く分布し、日本でも見られます。



中には、アオサギや・・・


アカガタテリムクのように、羽を広げて日光浴をしている鳥も。日光浴は、消毒殺菌のほか、体温を上げるために必要な場合もあります。倒れているのではありません!


コウノトリ科の鳥、クラハシコウ。アフリカ南部の湿原にすんでいます。


なぜここが南アフリカの人々にとって身近な存在であると思ったかというと、
園内にはこのような看板がいたるところにあります。
現地の人々にはここに寄付をする人が多く、鳥たちを愛していた故人の名前などを書いた
看板を園内にかけることで、想い出としているのです。


ここで、ちょっとケープタウンの街をご紹介。街並みはモダンですが、テーブルマウンテンという大きな岩山と海に守られた自然豊かな街です。

ヨーロッパ人がこの街から移住を始めたことから、アパルトヘイト以前の歴史を物語る史跡や博物館も数多くあります。


こちらは、かつて労働力として連れてこられたマレー人の居住区。当時は家屋や衣服にも暗い色しか許されなかったため、アパルトヘイト後、解放された人々が自分の家を鮮やかな色に塗り替えました。かわいらしいカラフルな家々は、今ではケープタウンの特色のひとつとなっています。


ケープタウンは、南アフリカの魅力のひとつ、ペンギンなどの海洋生物に出会う旅の拠点となる街です。
そこで、街の水族館も訪れてみました。


このあたりの海に多いサメたちも展示されています。


こちらは、現地メディアにも取り上げられたという、鏡を見るオウサマペンギン。
イワトビペンギンなど他の種類のペンギンと一緒に展示されていますが、なかまのオウサマペンギンがいないことがさびしいのか、ずっと鏡の中の自分の姿を見入っています。
鏡に映る自分を、なかまだと思っているのでしょうか?


こちらは、ケープタウンのビーチにいる、ケープペンギンの展示場。


たくさんあってご紹介しきれませんが、ケープタウンのシンボル、テーブルマウンテンのことも少々。世界最古にできたともいわれる岩山で、海抜1087mの頂上はテーブルのように平らになっています。山頂からは海や雲海のすばらしい景色が見られ、観光客だけでなく街の人々のデートスポットになっています。


テーブルマウンテンに登るケーブルカーからの1枚。前方に見えているのは、「ライオンズヘッド」と呼ばれる岩山です。尖っているところがライオンの頭で、なだらかな背とお尻が続いています。わかりますか?


テーブルマウンテンにはケープハイラックスのほか、ケープマングースやスティンボックなどが生息しています。


さて、こちらはケープタウンのアフリカンレストランでいただいたディナー。
鶏肉の料理やクスクス、芋料理のほか、ダチョウ肉の料理も。味付けは濃い目ですが、日本人にもなじみやすく、とてもおいしかったです。
多種多様な民族からなる南アフリカでは、ヨーロッパ各地の料理からアジア料理、和食まで豊富なレストランが揃っています。


こちらはケープタウンを案内してくださった現地コーディネーターの河合絵美さん。
ヨハネスブルグは人が忙しく行き来するビジネスの中心地ですが、港町のケープタウンは穏やかな雰囲気。
河合さんもケープタウンでの生活を楽しく過ごしているそうです。
絵美さん、ありがとうございました!

さて、お次はケープタウン郊外の喜望峰自然保護区をご紹介します!

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