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Vol.8 アジアゾウの美都ちゃん。

2015.12.12

去年(2014年)の10月に以前のゾウ舎

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今の新しいゾウ舎にお引っ越しをしました。

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そして、11月にはラオスから4頭の子ゾウが来園しました。

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美都と子ゾウを同居させる前に、お互いの反応を確認しようと
美都をオスグラウンド(2015年6月完成)に、子ゾウをメスグラウンド(2015年2月完成)に出そうとしたのですが、美都は出ようとしませんでした。

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美都は8歳(推定)の時にマレーシアから来園し、約36年間、以前のゾウ舎で過ごしました。

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おそらく急な環境の変化に戸惑い、ストレスを感じていたのでしょう。
(ごめんね美都ちゃん。)

美都がグラウンドに出るために
今はまず、時間を少しでも作って美都に会いに行くようにしています。

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話しかけたり、ラジオを聞かせたり、おやつをあげたり。

写真は蒸したサツマイモです。

写真は蒸したサツマイモです。

お昼に給餌する際には、グラウンド側からエサで呼びますが、

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扉が閉まらないように、左の後ろ肢だけ残して保険をかけているみたいです。

約一年間グラウンドに出ていないので、運動不足を少しでも解消するために
時間を決めて寝室5部屋を開放し行動範囲を広げたり、

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タイヤを遊具として与えたりしています。

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また、今後は
大木をプレゼント
落葉をプレゼント
砂山をプレゼント
を予定しています。
体に浴びたり、食べたりして楽しんでくれたらいいなぁと思っています。

写真は落ち葉です。

写真は落ち葉です。

美都は確実に前進していますが、完全にグラウンドに出るにはもう少し時間がかかりそうです。
皆さまには今後も大変ご心配をおかけするかもしれませんが、あたたかく見守って頂けると幸いです。

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*本稿では、京都信用金庫および洛中ロータリー・クラブによる支援をうけて行われている「ゾウの繁殖プロジェクト」の成果の一部をわかりやすく紹介していきます。

著者プロフィール

米田 弘樹(よねだ・ひろき)

1982年生まれ 佐賀県出身
2010年から京都市動物園で働いています。
入って2年目からアジアゾウ担当になりました。
2014年11月にラオスから新しく4頭の子ゾウたちが仲間入り,そこから毎日トレーニングに悪戦苦闘しながらも,子ゾウたちの愛らしさにメロメロ状態です。

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