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Vol.16 夏美ブンニュンお誕生会とその後の美都ちゃんのお話

2016.8.15

暑すぎる夏なので、少し涼しい話題をお届けします。
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7月3日(日)、6歳になった夏美ブンニュンのお誕生会を開催しました!!
プレゼントは,氷と特大スイカ♪

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しかもただの氷とスイカではありませんっ!
氷は水ではなく、スポーツドリンクを薄めたものに、リンゴ・バナナ・オレンジ・キウイ・ブドウ・イチゴなどの果物をふんだんに入れました!!
そしてスイカは超特大サイズ☆
一番大きいものでなんと19kgもありましたΣ(・ω・ノ)ノ!

ブンニュンのお誕生会ですが、
子ゾウは4頭いるのでケンカしないよう氷もスイカも4つずつ用意。
よく見るとスイカに「祝☆6才」の文字が書かれているのがわかりますか??
当日午前中に2人がかりで彫り上げました(;´∀`)

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グラウンドに出てきた子ゾウたちはそれぞれの前にあるスイカに鼻をかけました。
夏美ブンニュンも「6」のスイカに鼻を伸ばします。

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なんたって超特大のスイカ、さすがに一口でとはいかないので、足で踏んで器用に割ってから食べます。

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スイカを口いっぱいにほおば、ご満悦な様子の夏美ブンニュン

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冬美トンクン、春美カムパート、秋都トンカムも満足げです♪

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総重量約60kgのスイカがわずか10分足らずでキレイになくなりました!

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続いて氷にも足をかけますが、こちらはスイカほど簡単には割れず、かなり苦戦。。。

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それでも溶けていく氷をちょっとずつ砕いて食べていましたが、最後はめんどくさくなったのか、大きな塊をそのまま口へ(笑)

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たくさんのお客さんたちに見守られながら、賑やかに6歳のお祝いができました☆

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この間、前々回にお知らせした美都ちゃんの畑にも、変化がありました。
題して「美都 再び畑へ!」

5月28日になんの前触れもなく突如グラウンドのサツマイモ畑へ突入した美都。
担当者に見られていることに気付き、叱られると思って大慌てで寝室に逃げ帰って以来、グラウンドへの警戒心が一気に高まり、出室の頻度と距離が伸び悩んでいました…((+_+))

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さらに夏が近づくにつれ徐々に気温が高くなり、30℃を超す日が連発
暑さの苦手な美都の足はますます畑から遠のき、届く距離ギリギリに置いた餌も残すほどに。。。

片や畑のイモはたっぷりのお日様を浴びてぐんぐん葉っぱが茂ってきました(笑)

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美都に踏まれた苗も元気☆
このままだと無事秋に立派なサツマイモが収穫できそうです(・∀・;)

高齢とまでは言えないものの、そこそこお歳の美都にあまり無理はさせられないので、暑さの厳しい夏の間、出室馴致は一時中断し、秋になってからまた再開しようと思っていた矢先、また梅雨空が戻ってきました(このお話の時点では、まだ梅雨明けしていませんでした)
日差しがなくなり、湿度が高いので美都はご機嫌♪

そして…、いつも通り夕方寝室の掃除をしていると、パドックに2枚の葉っぱが。。

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餌の青草でもないし、グラウンドの雑草でもないし、でもこれどっかで見た気が…
 はっΣ(゚Д゚;)!!!
 ま、まさか!これは…!!
急いで畑へ行ってみると、一番手前のイモのつるが一部なくなっていました!

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どうやら美都がちぎって持ち帰り、パドックで食べたようです!

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久々の進展っ( ;∀;)!!!

監視カメラの映像を見てみると朝の餌をすべて食べた後、グラウンドへ出ていき、イモのつるを引きちぎっている様子がバッチリ映ってました!

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その後も2~3回にわたってつるをちぎりに行ったようです。

気のない素振りをしつつも、やっぱり日に日に青々と茂っていくイモの葉っぱが気になってたんですね~(´艸`*)
さすがイモ好き(笑)

梅雨明け間近っ!!
暑さが本格的になる前に、もうあと一歩っっ!!
…っと欲が出てしまう担当者なのでした(´∀`;)

***
その後、あと一歩は出ないまま梅雨が明け、連日35度を超える猛暑日が続き、、、
美都がふたたび出てくるのは、おイモの育った頃になりそうです。
それにしても暑い。
ゾウたちが体調を崩さないように、注意しながら世話したいと思います。

著者プロフィール

黒田 恭子(くろだ・きょうこ)

大阪府出身、生粋の浪速っ娘。
日本大学生物資源科学部動物資源科学科卒業後、南紀白浜アドベンチャーワールドにあるAWS動物学院で動物飼育の基礎を学び、動物病院での動物看護士、横浜市立野毛山動物園での動物嘱託職員を経て、2013年より京都市動物園に勤務、アジアゾウ担当となる。
5頭の個性豊かなゾウたちに囲まれながら、ゾウ担当として一人前となるべく修行の日々を送る。

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