アカカンガルーは、オーストラリア内陸部の平原やまばらな林、半砂漠地帯などに広く生息しています。
カンガルーは木の葉や芽、木の実、果物などを食べる草食性の動物です。
動物園ではチモシーやアルファルファなどの牧草に加えて、
キャベツ、ニンジン、サツマイモ、草食動物用ペレットを与えています。
夏から春には青草も与えています。
また、園内では、春から夏にかけてぐんぐん伸びた枝を剪定します。
その剪定したジュンベリー、ケヤキ、クワなどカンガルーたちの好む木があります。
実際に与えてみると‥
みんなで取り合いになっていました。

地面に置いた葉っぱに群がるアカカンガルー
また、壁側に這わせて自然に生えているように設置してみると…
器用に手で枝を押さえて食べています

暑い時間帯は、葉の枝を設置しても見向きもせずに、
ゴロゴロと寝転がっています。
しかし、夕方の涼しくなり始めると、
ムクムク!と起きだし
夕方から夜のうちに葉を完食しています。
細い枝まで食べていることも、、
夕方から夜の時間帯は、餌も食べ終わり休憩していることが多いですが、
葉の枝を与えたことで、採食時間を長くするということができ
暇な時間も少なくなります。
限られた空間の中で、動物たちをいかに豊かにできるのか
試行錯誤していきたいです。