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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.7 初夏の動物園

2018.7.2

 みなさん、こんにちは。
今年の梅雨はあっという間に開けてしまいましたね。でも6月の雨で、動物園への坂道の石垣のコケは見事にふかふかになってきました。この石垣は、浅間山の溶岩を積んであります。コケをそっとさわってみると、気持ちのいい弾力です。さくらは、毎日のその石垣の上を少し歩いてからお散歩に出かけます。

 日に日に太陽の日差しが夏らしくなってきました。
さくらはお散歩が大好きですが、なんと言っても寒さに強い川上犬です。はい、反対に暑さには弱いのです。散歩の後半には、だいぶ暑さが堪えてくるようです。

 

ぬけるような青空の下でのお散歩もありますが、
木陰の道もいきます。


 

 前回、さくらの水浴びの話をしましたが、ミニブタたちも暑くなってきて水浴びをはじめました。

気持ちよさそうに水にはいっているのは、
ミニブタの泉ちゃんです。


水に完全にひたっているのは、
ゆうきくんです。


ゴイサギのゴ―くんは、水浴び後、
羽を乾かしているところです。


 毎年、夏になると、ペンギンたちにはアジをそうめんのように流して食べてもらっている『流しアジ』をやります。ペンギンたちは、非常に眼がいいです。水とともに流れるアジをさっと捕えます。狙った魚をペンギンたちが瞬時に捕まえるところを目の前で見ていただけます。狙った魚だけを捕るのかどうか・・・おもちゃのアヒルと一緒にアジを流します。アヒルはスルーして、アジだけを捕え、頭から食べます。頭から食べるのは、尾びれから食べると、エラやゼイゴが引っかかってしまうからです。

また、ペンギンの口の中は、このようにトゲトゲがあります。捕まえた魚を逃がさないようになっているので、間違えて尾びれから食べてしますとなかなか吐き出せなくなってしまうので、大変なことになってしまいます。(時々、あわてて食べて尾びれから食べてしまうペンギンがいますが・・・)

 信州はまだ梅雨明けしていませんが、セミも鳴き始めました。これからの暑い季節、動物たちに少しでも涼しさを感じてもらえるようにしていきたいです。

著者プロフィール

中津 久美子(なかつ・くみこ)

千葉県出身 1965年生まれ。
若いころには千葉市動物公園に非常勤で勤務。
現在、川上犬、ペンギン、ミニブタ担当。
小諸市動物園を盛り上げるべくみんなで奮闘中。

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