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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.10 いよいよ秋。。。

2018.10.9

 みなさん、こんにちは。
クヌギの木から落ちるドングリが緑から茶色へ変わる今日この頃です。
川上犬【さくら】は、ドングリがところどころに落ちている三の門へ続く坂道を下って
、散歩へ出かけます。

浅間山の火山岩が積み上げられた苔むした壁を見ながら下ります。
暑い夏の間お休みしていた『さくらのお散歩タイム』は9月から再開しています。
日に日に秋らしくなる懐古園内を【さくら】と一緒にお散歩してみませんか?
日程は小諸市動物園HP、公式フェイスブック、ツイッターにてお知らせしていますので、
そちらで確認してください。

 これからの時期、園内ではドングリを拾いながら歩く飼育員に会うかもしれません。拾ったドングリは、ムササビのごはんになります。もっとたくさんのドングリが落ちるようになると時々ミニブタのごはんにもなります。
ムササビは、地上には降りないリスの仲間で、緑のドングリが大好きです。緑色のドングリを渡すと、少しねぼけている時でもその場でカリカリと食べ始めます。
 動物愛護週間だった9月22~24日の連休には、先月のコラムでもお話ししたとおり、ムササビ、フクロウのガイドもありました。

ムササビは、東京の高尾山にも住んでいる里山の身近な動物です。しかし、夜行性のため滅多に野生のムササビには会えません。ムササビが起きるのは、日没の30分後ぐらいです。そして、夜間に活動して日の出30分前には巣に戻って眠りにつくという生活をしています。明るい時間に行動する私たち人間とはなかなか会えませんね。
しかし、前脚と後ろ脚のあいだにある飛膜を広げて木から木へと10mも20mも滑空する魅力的な動物を是非みなさんにも知っていただきたい。そして彼らが安心して住めるように自然を大事にしていこうという気持ちをもっていただきたいのです。
小諸市動物園にいるのは赤ちゃんの時に保護されたムササビたちです。木を伐採したときにムササビの巣が壊され赤ちゃんだけが取り残されてしまい保護された【ここ】。
【むむ】は、カラスに連れ去られていく途中くちばしから落ちたところを運よく保護されました。
今回のガイドでは、まだおしっこ、うんちの排泄の世話をしている【むむ】を見てもらいながら、ムササビの生活、食べ物、食べ方についてお話ししました。

赤・・木の枝は、皮をよく食べます。
   枝も食べます。

ピンク・・ムササビの糞
     コロコロの小さな粒です

赤・・動物園では、枝葉の他に
   リンゴ、サツマイモ、ヒマワリ
   の種などを食べています。

ピンク・・葉っぱを半分に折り
     真ん中だけを食べたの。
     特徴的な食べ方です。


初めてムササビを見る方々のおどろきの声や、「目が大きいんだねえ」と感嘆する子供たちの声がたくさんあがりました。

著者プロフィール

中津 久美子(なかつ・くみこ)

千葉県出身 1965年生まれ。
若いころには千葉市動物公園に非常勤で勤務。
現在、川上犬、ペンギン、ミニブタ担当。
小諸市動物園を盛り上げるべくみんなで奮闘中。

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