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円山動物園『どうぶつのくに』読者限定ツアー

2011.3.24

当日は、震災の影響で当初予定していた、地方からの読者の参加にキャンセルが相次ぎましたが、それでも東京、大阪、そして、地元北海道の皆さんなど多数ご参加いただきました。

まずは、酒井園長によるご挨拶を兼ねた被災地へのメッセージ、そして動物園水族館の、今回の事態に対する連携や日本動物園水族館協会の募金活動についてお話をいただきました。

円山動物園の歴史や展望についてもユーモアを交えてお話いただきながら、待ちきれない読者を連れて早速園内へ。

最初は現・両生爬虫類館を見学します。ここからは、円山の誇るプロフェッショナル、本田飼育係によるガイドツアーです。世界的にも珍しいどうぶつたちを数多く飼育している円山動物園のバラエティ豊かなラインナップを堪能します。

そしていよいよメインテーマとなる「新・両生爬虫類館」へ!!シンプル且つモダンな施設デザインは、ヨーロッパの動物園を思わせます。館内の間取りも、国内ではなかなかお目にかかれない、斬新な仕組み。なんと、バックヤードを、中央のオープンスペースに、そして文字通りガラス張りにしてしまおうというのです。

まさに、本田飼育係による本田飼育係のための、いえいえ、お客様のため、どうぶつたちのための、素晴らしい「本田劇場」です。

丁寧に、そして、じっくりと本田さんの解説を受けながら、まだ入居前のどうぶつたちに思いを馳せながら、ひとつひとつの展示水槽に見入る読者のみなさん。オープン後でも一般には公開しない、地下の検疫施設や上階の作業スペースなども特別にご案内いただきました。

大型のガビアルなどが入る予定の展示水槽はもちろんながら、中小型の展示コーナーは、まさに圧巻。「植物にもできるかぎりこだわってその地域の本物を配置してよりリアルな世界観をつくりたい」という本田飼育係のポリシーから、世界中の両生爬虫類たちの棲息域がこのちいさな空間のひとつひとつに凝縮して表現されます。どこに何が入るのか、想像を膨らませながら歩くだけで、どうぶつファンにはたまらないガイドツアーでした。

新両生爬虫類館のガイドが終わったあとも、まだまだ『どうぶつのくに』ツアーは続きます。なんと、これも酒井園長のご厚意で、もちろん通常は一切公開などしていない現在子育て真っ最中のホッキョクグマ観察小屋へご案内いただきました。

観察と言っても、非常に神経質な子育て中のクマたちをチェックするのはもちろんモニターを使って行います。小屋の中から3台のモニターで、サーモグラフ、リアルの映像など、随時チェックが行われているのです。帯広動物園に旅立った兄弟のように、元気に育ってくれると良いですね。

さあそして、最後はこれまた円山動物園の、いいえ、北海道の自然豊かさ、雄大さを象徴する「野生復帰ゾーン」へ酒井園長自らがご案内くださいました。 確実にその数を減らしているオオワシやオジロワシ、そしてご存知シマフクロウなどの貴重な猛禽類たちがここ北海道では見られます。そんな猛禽たちのいわゆる傷病個体を円山動物園で保護飼育し、ここ野生復帰ゾーンで、狩りの練習などリハビリテーションを行って、いづれは野生に還そうという計画です。

先ほどの本田さんは、実は日本に7人しかいない、鷹匠の資格を持つ飼育係でもあるのです。酒井園長や本田飼育係、そして優秀な獣医さんたちと北海道の野生どうぶつたちを守るための素晴らしい取り組みだと思います。今は、オオワシやオジロワシなどがここで暮らしていますが、近い将来、シマフクロがいつ来ても大丈夫なように、部屋は空けてあるそうです。地元サッカークラブ、コンサドーレ札幌のシンボルですものね。きっと地元のお客さんたちは心待ちにしておられることでしょう。

読者の皆さんも、想像していたよりも盛りだくさんなガイドツアーに大満足で帰っていただくことができました。早速ブログの記事にしてくださった読者もおられるようですが。酒井園長、本田飼育係、そして円山動物園の皆さん、どうもありがとうございました!そして読者の皆さんは次回企画をどうぞお楽しみに!

 

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