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Vol.4 旅をするチョウ・アサギマダラ Part1

2013.3.29

アサギマダラというチョウをご存知でしょうか?近年渡りをするチョウとして知名度が上がっており、渡りのシーズンには新聞やテレビなどの報道を見ることが多くなってきています。

大きさは翅を開いて12cm前後ですので、夏に見られるアゲハチョウくらいになります。
名前のアサギとは日本の古い色の名前である浅葱色に由来しています。浅葱色の代表例はあの新撰組の着物の青い色と言われていますが、アサギマダラはその色よりもかなり薄い感じがします。

 

 

アサギマダラの分布域ですが、国内では北海道から沖縄県まで日本のすべての都道府県でその姿を確認されていますし、国外では台湾や東南アジアからインドあたりまで広く生息しています。

私はこのアサギマダラの魅力に引かれ16年間マーキング調査を続けてきました。この間に48854頭にマークをしてその1頭が長崎から台湾に移動したことが確認されています。これらの調査で分かってきたことを複数回に分けてお話していきたいと思います。

 

 

著者プロフィール

伊藤雅男 (いとう・まさお)

1961年東京生まれ。
1983年から長崎バイオパーク勤務。およそ30年間に12頭のカバの飼育に携わっている。趣味はカバグッズ収集と昆虫採取で、休みの日は捕虫網を持って山間部にいくことが日課。特に渡りをするチョウで有名なアサギマラのマーキング調査を15年間続けており、毎年2000~3000匹にマーキングをしている。先日は長崎から台湾への移動も記録した。最近はカメムシに興味を持ち、園内で採集したカメムシをポケットに忍ばせていることもある。

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