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Vol.7 カバに会うなら雨の日

2013.6.27

動物園で見るカバはいつも寝ているというイメージが付いていると思います。それは元来カバが夜行性であることが一番の原因だと思います。

 

 

でも長崎バイオパークの雨の日のカバたちは結構活発に動いています。この写真は昼間の12~14時ごろで、雨が強く傘無しでは歩けないような雨でしたが、当園のドン(雄)は常に池の中で移動し、時折、大きな口を開けながらザバンザバンと激しい音を立てながら水を掬い上げます。これは自分がテリトリー(縄張り)を誇示する行動です。これを行ったすぐ後にかけ糞をすることも彼がテリトリーを意識している証明でしょう。

 

 

雨の日は元気のいいカバたちですが、雨が直接体に当たることは嫌なようです。天気の良い日では陸場でゴロゴロと寝ていますが、雨の日にはほぼ水中に入っています。水の中も雨に打たれるのも変わらないと思うのですが。

 

 

全国の動物園のカバたちがすべて当園と同じ行動をしているか分かりませんが、長崎バイオパークでは間違いなく雨の日は元気です。 まだまだ続くうっとうしい梅雨時期ですが、カバに会うなら雨の日です。是非雨の日に会いに来てください。(美しいあじさいとカバの写真も長崎らしくていいでしょう。)

著者プロフィール

伊藤雅男 (いとう・まさお)

1961年東京生まれ。
1983年から長崎バイオパーク勤務。およそ30年間に12頭のカバの飼育に携わっている。趣味はカバグッズ収集と昆虫採取で、休みの日は捕虫網を持って山間部にいくことが日課。特に渡りをするチョウで有名なアサギマラのマーキング調査を15年間続けており、毎年2000~3000匹にマーキングをしている。先日は長崎から台湾への移動も記録した。最近はカメムシに興味を持ち、園内で採集したカメムシをポケットに忍ばせていることもある。

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