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Vol.8 モモのお婿さん

2013.10.2

長崎バイオパークには現在4頭のカバを飼育していますが、2013年11月には5頭になります。現在19歳のモモにお婿さんが来ることになったのです。
 そのお婿さんとは神戸市王子動物園で2012年10月2日に生まれた出目太くんです。何とモモは18歳年下の旦那をもらうのです。モモとムーの最後の子の百吉が2歳ですから自分の子よりも若いカバになります。 モモがこんなに小さいカバを異性(配偶者)として考えることは恐らくないと思います。このため、同居のタイミングが難しいと考えており、2頭の様子を見ながらゆっくりと同居できればいいなと思っています。
 もしかするとモモとの同居前に今年生まれたムサシとの同居がいいのかもしれません。1歳違いの子カバ同士が遊ぶ姿は動物園としては珍しく、私もぜひ見てみたいものです。でもそれにはムサシの母親であるノンノンの了解が要りますので、ノンノン親子とのお見合いもしていく必要がありますね。

おそるおそる誕生日ケーキに近づく出目太

長崎バイオパークとしては11月の出目太くん来園日を指折り数えて待つ楽しみはありますが、その前日には出目太くんと母親との別れがあるのです。私も5度ほどカバの母子の別れを見てきていますが、生まれ育った場所から離れることは子にとってとても大きなことですので、当園に到着後しっかりケアしてあげたいと思います。

母親のナミコが食べるのをみて、ケーキを口にした出目太

著者プロフィール

伊藤雅男 (いとう・まさお)

1961年東京生まれ。
1983年から長崎バイオパーク勤務。およそ30年間に12頭のカバの飼育に携わっている。趣味はカバグッズ収集と昆虫採取で、休みの日は捕虫網を持って山間部にいくことが日課。特に渡りをするチョウで有名なアサギマラのマーキング調査を15年間続けており、毎年2000~3000匹にマーキングをしている。先日は長崎から台湾への移動も記録した。最近はカメムシに興味を持ち、園内で採集したカメムシをポケットに忍ばせていることもある。

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