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Vol.11 旭山動物園の百吉に会ってきました

2014.8.8

 今年の1月14日からブログを更新出来なくて申し訳ありませんでした。言い訳になるのですが、1月23日に当園で生後7ヶ月だったカバのムサシが死亡してしまい、こんな幼い子カバの命を守れなかったことに責任を感じると共に田井さんから命名頂いた「2代目カバ園長」という称号が重くなり、悲しみを理由にブログを書くことを避けていました。でもまたこのブログを書こうと思い立ったのもあるカバのチカラでした。

 

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私は6月16日に北海道の旭山動物園に行ってきたのです。向かった訳はそこには父ムーと母モモの第4子として2011年5月28日に当園で生まれた百吉がいるからです。昨年の7月2日に長崎を出発して約1年。百吉が長崎にいた2年間では私は百吉の担当者ではないので、百吉としては、たまに現れて話しかけてくる変なおじさんと私のことを思っていただろうから間違いなく私のことは覚えていないだろうと思っていました。なぜか緊張してカバ館に近づくと百吉は屋外展示場にいました。大きくなっており、この1年で倍くらい成長した感じです。たくさんのお客様が百吉の姿に喜んでおり、本当にここに来てこの子は幸せだなと感じました。声を掛けることはしないつもりでいましたが、旭山動物園のカバ館で幸せそうに暮らしている百吉の姿を見ると1年前のように「おーい百吉!」と思わず声を掛けてしまいました。すると私の方に泳いできたのです。そして長崎のカバ池にいた時のように大きく口を開けてくれました。これには私も正直驚きました。カバの賢さに改めて感じました。

 

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 滞在時間が短くて百吉の華麗な水中ダンスは見ることは出来ませんでしたが、何か百吉から大きなチカラを貰った気分でした。

 旭山動物園の坂東園長のお話では近い内に百吉の嫁さんも来園する予定とのことでしたので、この素晴らしい施設で家族のカバを見ることが出来るのはそれほど遠くないと確信し、次回はゆっくり時間を取って百吉の嫁さんと子供に会いに来たいと思いました。

 

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 次回以降は間隔を空けない様に努力して書いていくつもりです。今後も見捨てずに私のブログを読んでいただければ幸いです。これからもよろしくお願い致します。

著者プロフィール

伊藤雅男 (いとう・まさお)

1961年東京生まれ。
1983年から長崎バイオパーク勤務。およそ30年間に12頭のカバの飼育に携わっている。趣味はカバグッズ収集と昆虫採取で、休みの日は捕虫網を持って山間部にいくことが日課。特に渡りをするチョウで有名なアサギマラのマーキング調査を15年間続けており、毎年2000~3000匹にマーキングをしている。先日は長崎から台湾への移動も記録した。最近はカメムシに興味を持ち、園内で採集したカメムシをポケットに忍ばせていることもある。

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