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Vol.14 長崎バイオパークのカバたち

2015.1.12

 毎年、正月になるとすぐにやってくるのが、1月2日の「ドン」の誕生日です。ドンは日立市かみね動物園で1980年1月2日に生まれていますので、今年で35歳になりました。これまで4頭の父親となっています。当園のカバ池には体重計を設置していませんが、以前あるテレビ番組で計測してもらったところ、ドンの体重は2.1トンだったのを記憶しています。

 

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 この「ドン」とペアである「ノンノン」は札幌市円山動物園で1980年3月25日に生まれています。「ドン」とは同じ年になります。

 一昨年(2013年)の6月4日に第4子の「ムサシ」を出産しましたが、翌年の1月23日に死亡しています。高齢出産・育児の影響も考慮して今後は出産させない予定です。出産は若いカップルにまかせて元気で長生きしてもらおうと考えています。このため、「ドン」と「ノンノン」は別居生活になっています。

 

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 「ドン」と「ノンノン」の子として1994年3月6日に当園で生まれたのが「モモ」になります。今年の3月6日で21歳になります。この「モモ」と「ムー」との間に4頭の子が生まれています。「モモ」の第1子はオスの「ももたろう」で中国の動物園に行っています。第2子はメスの「ゆめ」で、現在は富士サファリパークで暮らしています。第3子はオスの「龍馬」で、現在鹿児島市平川動物公園で暮らしています。そして第4子はオスの「百吉」で、旭川市旭山動物園で暮らしています。

 

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 そして現在、長崎バイオパークで一番若いカバが「出目太」です。2012年10月2日に神戸市立王子動物園で生まれています。「モモ」の2番目のペア候補として2013年11月7日にやってきました。「モモ」との年齢差は18歳にもなり、「モモ」の第4子よりも若い婿候補なのですが、昨年5月頃から思いもよらぬ行動が見られました。長々と書いてしまったので、その報告は次回にしたいと思います。

 2015年もカバたちをよろしくお願い致します。

著者プロフィール

伊藤雅男 (いとう・まさお)

1961年東京生まれ。
1983年から長崎バイオパーク勤務。およそ30年間に12頭のカバの飼育に携わっている。趣味はカバグッズ収集と昆虫採取で、休みの日は捕虫網を持って山間部にいくことが日課。特に渡りをするチョウで有名なアサギマラのマーキング調査を15年間続けており、毎年2000~3000匹にマーキングをしている。先日は長崎から台湾への移動も記録した。最近はカメムシに興味を持ち、園内で採集したカメムシをポケットに忍ばせていることもある。

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