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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.5 夏がやって来た

2019.7.23

 伊豆半島の海岸線は、山地が海の側まで迫っていることが大きな特徴です。
急な流れが作り出した冷たくきれいな水とクヌギ・コナラなどの雑木林は、ワサビ、シイタケの栽培に適しています。この恵まれた環境が伊豆半島をクワガタムシの多産地として、有名にしました。特に、山奥深く大変涼しいところにしかいないミヤマクワガタを標高の低い場所にも生息しています。温度が23℃くらいにならないと産卵が開始されないため、夏(特に夜)に海からの冷たく湿った風が吹く気候は適しています。

 また、ノコギリクワガタも同じくらい多いクワガタの1種です。標高の高いところではミヤマクワガタと同じ林に生息していますが、乾燥に強いため、標高が低い場所でも生きるができます。その他にもヒラタクワガタ・コクワガタは樹液の出ている木で、必ず蜜を吸っていますし、ネブトクワガタ・ルリクワガタ・マダラクワガタ・アカアシクワガタ・スジクワガタなどが生息しています。

そして、当園周辺にも生息しているようです。去年、私は園内通路でミヤマクワガタのメスを拾いましたし、その他の種類も窓や扉にぶつかって落ちているのを見かけます。
 大変飛翔性の強い昆虫なので、山から飛んで降りてきたのかもしれません。しかし、事実なら生育環境として、富んでいることの証拠ではないでしょうか。
こんなにクワガタの多い伊豆半島、是非とも遊びに来てみませんか。今までのお話したクワガタムシ他にも、人気のオオクワガタも生息しているらしいですよ。
 私は、まだ野生下では見たことがないので確実に生息しているかは解りません。でも、いくつかの本で存在が確認されているので、是非とも出会ってみたいものです。
 そして、伊豆アニマルキングダムに来たら、私に声をかけて下さい。オオクワガタの生息する場所は知りませんが、近燐のクワガタの採れるところをレクチャーしますよ。

著者プロフィール

飯塚 俊博 (いいづか・としひろ)

動物部 係長
1989年4月(株)伊豆バイオパーク入社
以後動物課及び動物部に所属
伊東市在住
1970年10月24日生まれ(48歳)

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