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Vol.10 ノウサギが撮れました♪

2020.1.20

見づらくてすいません。ノウサギの写真です。
日本では、北海道を除く本州・四国・九州とその周辺の島々に分布する固有種です。

ある日の夜に車で巡回していると、道の脇でじっとしている所を見つけました。助手席の窓から携帯でパシャリ、出来上がりが心配でしたが目だけが光って、真っ黒でした。
 動物園の隣に併設された遊園地には、よくノウサギが出没します。運よく、この日は3頭のノウサギを見られましたが、夜行性で普段は滅多に見られない動物です。

 

 ふれあい広場には、

こんなウサギがいます。
 一見すると見分けがつきませんが、このウサギはノウサギとは異なりアナウサギが原種です。
 ノウサギとアナウサギの大きな違いは出産です。ノウサギは、地面のくぼみに植物などを敷いて簡単な巣を作り、妊娠期間は42~47日、目のパッチリした自分の姿そのままミニチュアの子供を出産します。対して、アナウサギは自分の掘った穴が出産場所です。妊娠期間は28~33日、子供を目も開いてない赤裸の未熟な状態で出産します。
なぜ、このように違いが生まれるのでしょうか。それは、日本が国土のほとんどが森で、隠れやすい場所が多くあるからです。ノウサギは母体の危険を冒してでも妊娠期間を延ばし、子供が外敵から逃げられるほどに成長してから産む道を選んだのではないでしょうか。
夜行性で滅多に人前へ出てくることのないノウサギですが、周囲に手付かずの自然が残る当園ならば、運がよければ見つけられるかもしれませんよ。

著者プロフィール

飯塚 俊博 (いいづか・としひろ)

動物部 係長
1989年4月(株)伊豆バイオパーク入社
以後動物課及び動物部に所属
伊東市在住
1970年10月24日生まれ(48歳)

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