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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.12 春の訪れを告げる鳥

2020.3.17

ある鳥が、木の幹に留まっているのを見つけました。メジロです。
メジロは日本全国に生息していて、目のまわりの白いフチと綺麗な黄緑色が特徴のとても小さくかわいらしい鳥です。

しきりに何かを気にしています。何をしているのでしょうか?

虫でも探しているのでしょうか?でも、季節は冬です。虫は、木の表面には、寒くて現れません。では、何を狙っているのでしょうか?

 じつは、顔を入れているところから木の樹液が染み出していたのです。
花の蜜が好きで、冬から早春にかけては、椿や桜の花の蜜を吸っているのをよく観察されます。

 昔は、鳥を飼育すると言えばメジロのことでした。複雑で綺麗なさえずりを鑑賞するのに、『なき合わせ』という品評会が江戸時代から盛んにおこなわれました。最近まで都道府県の申請許可があれば、一家に1羽まで飼育は認められていました。
 しかし、2014年4月から飼養・愛玩を目的とした捕獲が禁止されたため、現在では日本でのメジロの飼育はできません。
 メジロの数も大変多い当園の周辺は、繁殖期には綺麗なさえずりもあちこちから聞こえてきます。また、樹木を剪定すると使い終わった巣がよく見つかります。“こんなかわいらしい”鳥をぜひ見に来てください。

“こんなかわいらしい”と言えば、先月にアルパカの赤ちゃんが誕生しています。展示場アルパカRANCH(牧場)で、お母さんに甘える姿を見に是非とも会いに来て下さい 。

著者プロフィール

飯塚 俊博 (いいづか・としひろ)

動物部 係長
1989年4月(株)伊豆バイオパーク入社
以後動物課及び動物部に所属
伊東市在住
1970年10月24日生まれ(48歳)

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