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Vol.7 幻のヘビ発見

2019.9.27

この塊は、なんでしょう?

シロマダラという名前のヘビです。キレイですね。熱帯地方に棲んでいるように見えますが、日本固有の種です

ただ、見たことがある人はあまりいないかと思います。国内には13種のヘビが分布しており、沖縄などの離島に分布する種を除くと8種が分布し、当園の周辺にはシロマダラのほかにも多くの種類が確認されていて、アオダイショウ、シマヘビはもちろん、ジムグリ、ヤマカガシ、マムシの計6種が分布しています。
その多くが夜行性で昼間はあまり見かけません。このシロマダラも夜行性で、しかも生息数が少ないので滅多に見かけることはありません。ゆえに“幻のヘビ”と呼ばれています。
皆さんがよく知るアオダイショウの長さがおよそ1m~2m、胴の太さも大人の指二本くらいの太さなのに対して、このシロマダラはおよそ30㎝で胴の太さも大人の小指くらいで大変小さくかわいらしいヘビです。は虫類に抵抗のない人たちに見せたところ、第一声はみな「カワイイ~」でした。

 食生は、主には虫類を食べるそうです。じつは飼育してみたいなとも思ったのですが、体が小さいので成体のトカゲ、ヤモリは食べられないので、幼体サイズのは虫類が必要となるのです。実際に飼育する場合は常に餌を準備しておくことが難しいので飼育は断念しました。
もしかしたら、当園の周辺は生息の密度が濃いのかもしれません。餌となる小さなトカゲの子供がたくさん見られるためです。幸いにも発見できたのは、その餌を狙って目立つ場所にたまたま出てきたから見つかったのかもしれません。昨年も発見できたので今後も続けて発見することができるか楽しみです。

 

 現在当園では、こんな小さな動物も誕生しています。

 ヨツユビハリネズミです。5頭のうち1頭は残念な結果となり、もう1頭も育児放棄により人工保育で育てていますが、残り3頭はお母さんが育てる姿を『わくわくふれあい広場』で見ることができます。 是非、会いに来てください。

著者プロフィール

飯塚 俊博 (いいづか・としひろ)

動物部 係長
1989年4月(株)伊豆バイオパーク入社
以後動物課及び動物部に所属
伊東市在住
1970年10月24日生まれ(48歳)

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