日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.4 オオグソクムシ第2調理法

2016.6.11

前回は、茹でオオグソクムシでしたが、今回は焼きオオグソクムシです。
茹でている間は、お湯がグツグツと沸騰しているため、茹でられているオオグソクムシの姿はハッキリと見えませんでしたが、焼く場合はフライパン上に姿が終始見えている状態。

1

これは、日常ではありえない光景で、遠くから見れば調理器具上にゴキブリかダンゴムシのような得体のしれないものが乗っているように見えるため、家族や大切な人の前では行わないことを強くオススメします。

茹でた時とは違い、香ばしさや、色も不味そうにはならないため、若干の安心感を覚えますが、よく考えればオオグソクムシを焼いているわけで、感覚が麻痺しています。

2

焼く場合も調理時間は5~10分、しっかり表裏を焼きます。

焼き上がりと判断したら、茹でた時と同じ様に、ハサミで捌いていき、可食部位を取り出して試食します。茹でた時と焼いた時で大きく違うのが、ニオイが出るということ。香ばしさと共に、臭さが部屋中に充満。このニオイは生臭さだけではなく、例えようのないオオグソクムシならではの独特臭で、職場のキッチンで調理した場合は、スタッフの皆が退避、逃げて行きます。当館の飼育スタッフならば、オオグソクムシ臭は嗅ぎ分けられます。

味は、余分な水分が抜けて濃縮され、ハッキリとエビなどに近い味だと分かりますが、噛みしめた少し後に臭さが一気に口から鼻に抜けて、しばらくは口の中にニオイが残ります。

3

食べられる部位も少なく、不味く、食用向きではない。

美味しいものを食べれるという事は、本当に幸せであると心底思い、感謝します。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。