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Vol.74 ハナメイワシ

2022.5.8

尊敬する凄腕漁師さんより「食べて欲しい」というリクエストで持ってきていただいた、ハナメイワシという、腹部には発光器が付いているカッコイイ、いかにもな深海魚。

名前を調べるために、散々触った状態でグルメハンターの手元へやってきて、鮮度にすごく不安があったのですが、とりあえず冷凍保存をかけ、後日試食に至ったわけです。

鮮度にかなりの不安がありましたが、とりあえずは生で食べることにします。

肝心な、捌く前の全体写真を撮り忘れており、捌き始めてから気づくという失態。

身は白身。切り身を口に入れると、やはり鮮度に問題があったのでしょうか、臭みがあります。ですが、もう口に含んでしまった、引き返せない、吐き出してはハナメイワシに申し訳ない、ということで噛んでいると、溶けるように無くなりました。水分が多いからなのでしょうか。

美味しい、不味いというよりも鮮度に問題があり臭いという結果でした。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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