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Vol.83 ホクロツノコシオリエビ

2023.4.11

今年の2月に激レア種ホクロツノコシオリエビが搬入されて先月まで展示しており、一部の飼育スタッフは興奮しておりました。フンガフンガ言ってしまった。

3個体がやって来たのですが残念ながら無くなってしまい、この機会を逃してはいけないと思い担当者に声をかけていました。

生体展示をするのだけが竹島水族館ではない、味も伝えるのは三田の役目です。

と、いうわけで、頂きました。
少しの間、冷凍保存をしましたので茹でていただきます。

個体サイズもそれほど大きくないので、茹で時間は短くて大丈夫。なかなか出会うことのないため、いつもより慎重に茹で時間を気にしながら完成。

蒲郡市では深海のオオコシオリエビという種類は食用として食べられており、コシオリエビは美味しいという先入観から期待値が上がります。

腰部位を食べます。殻を取り除き、身の感じはしっかりしている。

香りも美味しそうなエビの香りです。身はしっかりしており、噛み応えもあるほど。そして、すぐに旨味が口いっぱいに広がります。旨味は濃く、凝縮されている感じ。

これは美味い。久しぶりに、すごく美味しいグルメハンター食に出会った気がします。感動。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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