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Vol.48 アリゲーターガ―

2020.2.5

グルメハンターとして深海生物や浅い海の生き物を主として食べて、皆様にお伝えしています。お伝えする場としては、どうぶつのくにのコラムや、竹島水族館のホームページ内ブログ、または、館内でパネル掲示をしていますが、学生さんの授業の一環としてお話する時もありますし、館内でお客さんに直接お話する時もあります。

このように色々な方法でお伝え・お話ししているのですが、何度お話しても伝わりきらないのが、①水槽から掬って食べる ②水槽で死んだ魚を食べる ②なんでも食べる この3つのどれかで伝わってしまっていることがほとんどです。

以前にも少しお話したと思うのですが、グルメハンターには決まり事を作ってありまして、「漁師さんから貰った生き物で死んでしまっている生き物を食べる」ということ。これを基本ルールとしています。しかし、時々、このルールに当てはまらない時があります。
それは、お付き合いのある漁師さんからは手に入らない種類を食べるとき。

主に熱帯域に生息している熱帯海水魚や熱帯淡水魚などの生き物ですね。

今回は、淡水魚のアリゲーターガーをご紹介します。

竹島水族館で飼育していましたが、突然死をしてしまいました。
深海生物などは、漁師さんの協力で展示用も試食用も入手することはできますが、熱帯淡水魚となると、飼育展示用にしか手に入りません。

またとないチャンスです。

鮮度が落ちる前に捌きます。鱗が固く連結しているため、なかなか包丁が入らないため、途中から工具バサミを使用します。

身は白身ですが、脂が多いです。本来も脂が多いのでしょうか。きっと飼育個体のため餌の脂を蓄えているためと推測します。

身にプリプリ感はなく、旨味のない脂が凄い。

これは不味い。

ガー科の種類は、現在では特定外来生物に指定されているため、許可なしで飼育することはできない種類で、現在は入手することは困難です。
竹島水族館では、許可を得て飼育展示をしていますので機会がありましたら、ご来館いただき、ご覧ください。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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