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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.8 オサテエビ

2016.9.5

深海の激レア珍種。当館では、毎年のように搬入・展示をして見ており、リピーターの方たちも「また入ってくる季節がきたね」という感じで見てくれていますが、他ではあまり見ないのではないでしょうか。

オサテエビのハサミなどには毛が生えており、片方のハサミが長くカッコよく、いかにも深海生物といった姿です。

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毎年、搬入するのですが、だいたいは餌もなかなか食べてくれず、食べたとしても長期飼育が難しい種類です。激珍種のため、調べても情報が少なく、もちろん味についての情報など全くないわけです。ならば、とりあえず火を通せば食べられるだろうと思い、焼いて食べることにしました。

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焼いてみると、エビだからといって赤くなることもなく、若干白っぽくなる程度。殻を取り除くと、赤くなっている所があり、卵のようで、この個体は雌でした。

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まずは、目を惹く赤色の卵を食べてみましたが、まだ未成熟なのでしょうか、少し硬くてプチプチ間もなく、味もありません。では、身はどうだろうか。薄らとエビの味がしますが、美味しいというものではありませんでした。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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