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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.34 シャチブリ

2018.11.4

海中でユラユラと泳ぐことから漁師さん達の間では“ユウレイ”と呼ばれています。
獲れるときは、まとまって獲れるそうですが、状態良く揚がることはないそうで、いつかは展示をしたいなと思う種です。

オデコはでっぱり、少し厚めのクチビル。体表はゼラチン質でブヨブヨでヌルヌル。いかにも深海魚というような姿。今回の個体は1m以上で、まな板からハミ出る大きさ。

食べ方の選択としては、茹でて食べることにします。
調理は内臓を出してブツ切りにして、お湯が沸騰した鍋に入れるだけと簡単に。もちろん味付けは無い。

このブツ切りにする過程でもローションのようなヌルヌルが酷く、切った時に出る体液も糸を引くほど。どこを切ってもヌルヌルが出て来ます。

このヌルヌル、手に付けると保湿や美肌効果があるるかと思い、少し時間をおいて手を洗ってみましたが、別に何もありませんでした。

さて、身も洗ってしまおうかとも思ったのですが、そのままを味わうために鍋に投入。

火が通るほど、表皮はボロボロになっていき、お湯も色づき、数分茹でたところで完成です。

茹であがりの写真を撮ることを忘れました。

食べると、身は柔らかく塩味はあるものの、美味しいと感じるような旨味はなく、まあ美味しくない白身魚という感じ。そして、噛むほどに口の中にヌルヌルが広がっていきます。

これは美味しくないですね。

ただ、ちゃんとしたプロの料理人さんや料理が上手な人が調理したらおいいくなるんでしょうね。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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