漁師さんから「あまり見たことがない」という深海性のサメを頂き、調べるとワニグチツノザメでした。本種は、たけすいでも滅多に搬入されないため、出会う機会は、ほぼありません。生きていないのが残念。

このサメは、1986年に初めて蒲郡の深海底引き網漁船が捕獲したという、蒲郡に縁のある種類のサメです。その後、1990年に新種として登録をされました。
さて、本題の試食です。
調理法は、シンプルにフライパンで焼くだけ。内臓の処理をして、焼きます。

火が通り始めると皮が縮れていき、フライパンにくっ付きます。皮が剥がれすぎないように、身が崩れない様に慎重に数分間、焼きます。

完成後、最初は皮を食べますが、細かい鱗のせいなのでしょう、舌触りが良くない。

身は水分多いためか柔らかいのですが、ちゃんと旨味があり美味しい。
身の柔らかさなどは、以前、ご紹介したホソフジクジラと似ていますが、本種の方が美味しいです。