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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.98 キアマダイ

2025.2.27

 今回ご紹介するのは日本近海に分布するアマダイの中でも漁獲量が少ないキアマダイで、水族館でもなかなかお目にかかる機会も少ない子です。水深30~300mの砂泥底に住んでいて、日本近海にすむアマダイの仲間では一番深いところまで生息しているようです。
 アマダイといえば美味しい高級魚として有名ですが、日本で主に食用になるほか2種のアカアマダイとシロアマダと比べるとちょっと味が落ちるという情報もあるのですが、そもそもボクは食べ比べてみたことはないので、ただ美味しい魚の認識です。むしろキアマダイはあまり出回らないので、食べたことある人は少ないんじゃないでしょうか。
 まぁ美味しいお魚というだけでなく、非常にキレイなお魚だということが写真からわかってもらえるかと思います。日本人は魚食文化が強いので、美味しいかどうかが気になる方がすごく多いと思うのですが、美味しいと思ったときはご自分でどんな魚か調べてみると面白いかと思います。よく聞く話ですが、自分が食べてる魚の姿も知らないといのはなかなか味気ない話ですよね。

著者プロフィール

戸舘 真人(とだて・まさと)

東海大学大学院水産学専攻博士課程前期 修了
学芸員
2010年 蒲郡市竹島水族館 勤務。
以降、海水魚、深海生物、カリフォルニアアシカなどの生物や広報、物販などの担当。
2015年 カピバラ、事務、経理も担当。

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