
今回は以前短期間ではありますが水族館で展示していたことがあるエドアブラザメをご紹介します。エドアブラザメはカグラザメ科に属するサメで、ほかの種と区別しやすい特徴は鰓(鰓孔)が7対あることで、多くのサメは5対です。最大で全長1.5mほどになり、ほとんど全世界に分布していますが、北東太平洋域からは知られていません。毒もあるというような情報もあれば美味しいサメという情報もあり、どちらなのかよくわかりませんが皆様には気を付けていただきたいところです。

小型ですが活発に泳ぐので、水族館に来た後も水槽の中で勢いよく泳ぐ姿が確認できました。目は大きく愛嬌のある顔なので人気も出るサメだとは思いますが、水族館ではなかなかどことか滅多に見ることのできない種類なので、見ることが出来たらかなりラッキーです。竹島水族館にはたまに入ってくることがあるのですが、そのほとんどが網での擦れがひどく長期展示には成功していません。ただ、現在では前よりも色々な治療の方法を実践できるようになっているので、また機会があれば長期展示に挑戦したいと思っています。





