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Vol.60 ジボガってなんだ?

2021.5.1

 今日ご紹介するのは今年初めて竹島水族館にやってきた(と思う)ヤドカリです。なぜ断定できないかというと、実は昔から小さいヤドカリがたくさん来ていたのですが、今まで小さすぎて区別が付いていなかったのです!いやぁ、お恥ずかしい。それが何故区別が付くようになったかというと、館長にめっちゃいいカメラを買ってもらったから。それだけです。というわけで、今年はヤドカリの種類がたくさん増えました。

 

 

 前置きが長くなりましたが、その名もホソジボガオキヤドカリです。どうですか。どこで名前を区切るべきか分からなくなりませんか?ホソ・ジボガ・オキヤドカリです。全体的に赤みを帯びていて、ハサミの顆粒状の突起や指節(足の先っちょ)がとても長いのが特徴です。目も大きくてキレイですね。名前の由来はジボガオキヤドカリというヤドカリがいて、その細いやつ的なニュアンスですが、そもそもジボガって何よ?と言われるとオランダの海洋探検船だそうです。でも調べてみたんですがジボガの意味は分かりませんでした(汗)。

 

著者プロフィール

戸館 真人(とだて・まさと)

東海大学大学院水産学専攻博士課程前期 修了
学芸員
2010年 蒲郡市竹島水族館 勤務。
以降、海水魚、深海生物、カリフォルニアアシカなどの生物や広報、物販などの担当。
2015年 カピバラ、事務、経理も担当。

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