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Vol.12 メンダコ

2016.12.27

 メンダコはメディアでも取り上げられ、ここ数年の間に知名度が上がった深海生物の1つです。テレビ放送が行われれば、「メンダコはどこにいますか?」「展示していないのですか?」と聞かれることが増えます。

 たけすいでは昔から、毎年のように搬入されていましたが、スタッフの誰1人として食べてはいませんでした。それは当然かもしれません。なにせ、メンダコには独特の生臭さがあり、食べる気にもならないのです。体も柔らかく、水中から出すとスライムのようにデロンッとなってしまうほど。

 

1

 

 食べ方として思い浮かぶのは、茹蛸。
自宅に持ち帰り、早速調理しましたが、本当に臭い。

2

密室で茹でれば尚臭い。

 ブヨブヨした体ではありますが、ちゃんとした触腕があるため、そこが可食部位となります。調理過程での臭さが鼻に残りつつも食べてみれば普通のタコの味。

 食用一般種のマダコなどが、どれほど食欲をそそる匂いで美味しく食べることが出来ているのか。食用種が本当に美味しいのだと改めて認識できました。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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