日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.24 トンボイヌゴチ

2018.1.6

たけすいでも、激珍魚種です。

トンボイヌゴチ

深海生物の季節になっても、最盛期にならないと搬入されない魚ですが、状態良く搬入されることは少なく、わりと元気にやって来た個体をみると担当者は急激に興奮状態に陥り、鼻歌を歌いだす人、叫びながら走ってきて報告しに来る人など様々。個人的にはひっそり心の中で興奮して、端から見ると、いかにも興奮していませんという様な振る舞いをします。

トンボイヌゴチ顔

食べてみたいと思い願っても、なかなか機会はないもの。
この魚は、それほど大きくもなく体にしなやかさは無いし、体表も硬い。とりあえず焼きました。すぐに火は通り、完成。

焼きトンボイヌゴチ

まず、皮が硬いためか剥がれません。そして身を食べてみると、旨味はそれほどなく、身も硬い。
結果、おいしいとは言えません。ただ、今回は、ただ焼いただけであり、もう少し焼き方・時間などを工夫したりすれば美味しいのかもしれません。皮が硬いので、上手に調理すればホクホクに出来上がるのでしょうか。

色々な深海魚を食べていると、おいしい魚種はかなり多いです。ただ、トンボイヌゴチのように皮が硬い、エビスダイのように皮は硬いけど美味い、美味いけど身が少ない、水っぽいなど食べるには少しクセがあるなど、さまざまで面白いです。食べる前に見て、触って、どのようなものか予想しながら調理をするというのも、ワクワクして楽しいです。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。