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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.27 あれから、早〇〇年

2018.4.5

ゲテモノ食い・グルメハンターを始めて何年がたつのでしょう。最初は、当時の先輩上司から「食べてみろ」の一言から始まりました。一番下っ端の私はイヤとも言えず、「あ、え、まあ、はい」という感じでしたが、いや、よく考えたら、むしろ、これは面白そうだぞ!と、完全に好奇心と勢いが勝り、「何でも食べてやるぞ!」と張り切って意気込んでやっていました。

当初は深海担当ではなかったのですが、なにやら深海生物が入ってくると、食べられるのか、次に入ったら試食対象だ、などと常に狙っていました。当時の担当者も、色々と進めてくれました。が、今思えば、ヤマトトックリウミグモを食べてから勢いが少し落ちたように思います。

一人暮らしの家に持ち帰って食べると職場の皆に伝えた時に、食べることはできるのか、本当に大丈夫か、腹は痛くならないか、ハゲないか、倒れないか、死なないか等、どこまで真剣に言っているのか分からないが心配され、その時に「もしかしたら本当にヤバイのかもしれない」と思ったことを覚えています。

下調べをしたうえで実際に食べても何事もなかったのですが、もし異常事態が発生していたら、1人暮らしの家でヒッソリと苦しみ倒れ、苦しみの中、救急車も呼べずにいたかもしれません。翌日、出勤どころか、いなかった可能性もあります。しかし、何事も無かったかのように出勤。わりと、皆から心配されました。

そもそも、よく分からないゲテモノを食べていることが異常事態であることは間違いありません。

自分の体は大切に。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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