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Vol.31 イタチザメ

2018.8.3

当館には大きな水槽が無いため、大型個体を展示することができない。漁師さんが大きなサメなどを獲って来てくれても、収容できるような立派な水槽がないため、泣く泣く断念することが多々あります。悔しいです。

数年前、漁師さんから70cmくらいのイタチザメを頂き展示をできたことがあります。小さいイタチザメというだけでも貴重なのに、当館の極小水槽で生きているなんて素晴らしい!なんて時がありましたが、突然の原因不明で死んでしまいました。悔しいです。悲しいです。

死んでしまって、悔しい、悲しい、だけではイタチザメにも申し訳ないし、まだ何かお客さんに伝えることがあるのではないか、と考えた時に、私ならやっぱり〝食べて、伝える“こと。

早速、内臓を処理しますが内臓は臭います。そして捌くと、少し赤みを帯びたしっかりした身で臭みなどはありません。

刺身にして試食です。

身は少しボソボソで、旨味は全く無く、噛んでいると鉄味がしてきます。美味しくないマグロを食べている様とでも言いましょうか。

美味しくはないですが、また機会があるのでしたら次は飼い込んでいない個体でチャレンジしたいです。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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