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Vol.9 第26回 ウサギSANコンテスト

2012.12.16

11月23日に海の中道海浜公園で「第26回 ウサギSANコンテスト」が行われました。これは、各家庭で飼育しているペットウサギさんを持ち寄って、自慢したり、能力を競い合ったりするウサギさんの運動会みたいなものです。

 

 

毎年秋に行われていて、今年で26年目になります。

私は、第1回から審査員をつとめさせていただいていて、開催当初は、ウサギを飼育してある方は少なく、長耳赤目の普通のウサギかパンダウサギくらいでした。ちなみに、第二回の優勝ウサギはキュウシュウノウサギの子を人工哺育して育った子でした。

 

 

今では、品種もアンゴラやレッキスやロップイヤーをはじめ、様々な毛色と毛質と大きさのとってもきれいなウサギが集まってとても華やかでにぎやかなイベントになり、動物好きの目を大いに楽しませてくれています。

コンテストなので、競い合うのですが、主要競技は「割りばし噛み競争」です。ウサギは前歯が伸び続ける動物なので、常時、木などを噛んで前歯のケアをしていたほうがいいので、いらなくなった割りばしなどを積極的に噛ませて、楽しく健康管理をしましょうというのが目的の競技です。

 

 

今年の第1位は数秒で噛み切ったウサギさんでした。3位までは順調に決まったのですが上位以外のウサギさんはなかなか噛んでくれずに飼い主さんはやきもきしていました。

そして、「毎回来年こそ!!」と決心して帰られるので、割り箸噛みの効果ウサギさんの健康のため役に立っているようです。

 

 

個体審査では、体重・体長を測定し、私を含めた3名の審査員が飼い主さんのコメントを聞きながら審査します。

 

 

どのウサギさんも飼い主さん自慢のウサギさんなので、甲乙つけがたいのですが、微妙な点差で、3位までが決定し、デカイで賞、耳長いで賞などの特別賞も決まります。

 

 

今回最大の参加ウサギさんは約6kgのロップイヤーの洋二郎くんでした。

また、一番長寿のウサギさんは13歳のウサギさんでした。

 

 

ウサギの寿命は約5年とか言われていますが、ペットとして、健康管理に気をつけて飼育すると15歳まで生きるようです。

ウサギのいる生活はとっても楽しいですよ。また、来年も開催されると思いますので、ウサギを飼育している方は、1年間割りばし噛みの特訓をしてくださいね。

 

著者プロフィール

高田 真理子 (たかた まりこ)
1957年5月4日 福岡市生まれ。筑紫女学園高校を卒業後、宮崎大学農学部獣医学科を1981年に卒業し、獣医師となる。
動物が大好きで小学生の頃から動物園の獣医さんを志して、1983年に念願の海の中道海浜公園・動物の森の獣医さんになった。
以降30年間にわたり動物たちの治療や衛生管理を行ってきた。その間、動物の世話や治療だけではなく、「動物をもっと好きになって、動物ってすごいよ、すてきだよ」と子ども達に『動物の森一日飼育員』『動物ふれあい教室』等のイベントを行なったり、機関誌『動物の森だより』を作ったり、動物相談に応じたり、動物の森ZOO ボランティア育成を行ったり動物に関する事の全般を行った。
2013年4月からは福岡県の大牟田市動物園で獣医師として新たな動物園ファン作りをしています。
九州沖縄ブロック動物園水族館獣医師臨床研究会(kozavg)代表。現在福岡市東区在住。
学芸員、社会教育主事、プロジェクトワイルドファシリテーター、公園運営管理士。

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