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Vol.4 愛しのローリーちゃんたちの楽園

2012.7.8

ローリーっていうインコの仲間がいます。
真っ赤な30cmくらい中型のインコで、和名ではヒインコ(緋インコ)と言います。

 

 

さまざまなインコやオウムの生息地で有名なインドネシアのモルッカ諸島が原産です。

この赤い鳥の大きな特徴は、花の蜜が大好物であることです。花の蜜を食べやすいように、舌の先がブラシ状になっているそうです。

タイハクオウムやコンゴウインコは、木の実が好物なので、くちばしで殻を割るときに木の実を支えるような舌の形をしているので、同じインコでもずいぶん違います。

 

 

このローリーたちをたくさん飼育しているという南房パラダイス(千葉県)に行ってきました。

ローリーは、ふつう鳥かごで飼われているのですが、ここは、びっくり!!!100羽の真っ赤なローリーたちが放し飼いされているのです。

国内最大の群れ飼育です。真っ赤な鳥が舞い飛び、そのあでやかさに目を奪われます。

 

 

100羽のローリーの群れに驚いていたら、飼育員さんは、ローリーを肩に乗せてくれたり、1羽1羽とおしゃべりしたり、とっても楽しそうにインコのことを教えてくれました。

なんと、彼女は100羽を見た目で全部区別がついて、各々のローリーの名前と性格をくわしく教えてくれたのです。

鳥は、みんな性格が違うのですが、これだけ同じ色の鳥を判別できるなんて、すっごい!!です。

 

 

ローリーたちも、その飼育員さんを心から慕っていて、インコ語で一生懸命に話しかけています。ほんとに素晴らしい光景です。

コップに花の蜜の代わりのネクタージュースを入れて、ローリーに飲ませるという餌やり体験もしていました。

100羽のローリーたちがとっても楽しく幸せにすごしている、オウムインコの天国、南房パラダイスに一度行ってみてください。

著者プロフィール

高田 真理子 (たかた まりこ)
1957年5月4日 福岡市生まれ。筑紫女学園高校を卒業後、宮崎大学農学部獣医学科を1981年に卒業し、獣医師となる。
動物が大好きで小学生の頃から動物園の獣医さんを志して、1983年に念願の海の中道海浜公園・動物の森の獣医さんになった。
以降30年間にわたり動物たちの治療や衛生管理を行ってきた。その間、動物の世話や治療だけではなく、「動物をもっと好きになって、動物ってすごいよ、すてきだよ」と子ども達に『動物の森一日飼育員』『動物ふれあい教室』等のイベントを行なったり、機関誌『動物の森だより』を作ったり、動物相談に応じたり、動物の森ZOO ボランティア育成を行ったり動物に関する事の全般を行った。
2013年4月からは福岡県の大牟田市動物園で獣医師として新たな動物園ファン作りをしています。
九州沖縄ブロック動物園水族館獣医師臨床研究会(kozavg)代表。現在福岡市東区在住。
学芸員、社会教育主事、プロジェクトワイルドファシリテーター、公園運営管理士。

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