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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.11 春待ちZOO

2013.2.11

立春も過ぎ、近所の猫のラブソングがいちだんと色っぽい季節になりました。
この時期、春を感じたり、またまた、この冬最大の寒波がやってきたり、本当に三寒四温とはよく言ったものです。そんな中に確実に春はやってきています。
雪の中に梅の蕾を見つけたり、道端の雑草の新芽を見つけてウチのワンコがむさぼるように食べたり、三寒日でも春を感じます。

 

 

ある四温日、福岡県の大牟田市動物園に行ってきました。
入ってすぐに、手作りの看板があり「動物人気投票の発表」が書いてあります。
ここは、ホワイトタイガーが有名なので、やはり一位はホワイトライガーのホワイティ君でしたが、私の好きなリスザルが三位、モルモットが六位と健闘しています。

 

 

ベストテンを頭の隅にいれて、これから出会う動物たちに期待します。
最初のエリアはリスザルをネットの中で放飼しているふれあいエリアです。
サルの仲間は感染症予防の観点から直接のふれあいはあまり勧められません。そこで、リスザルのえさやりを禁止し、直接ふれあわないようになにげない注意表示がありました。

 

 

リスザルも、お客様に餌を期待していないので、クールな対応で、生態を間近に観察できて楽しかったです。

 

 

人気第七位のゴマフアザラシは、ちょうど展示プールの水の入れ替え中で、澄んだ浅いプールの中、とっても楽しそうに2頭で追いかけっこをしていて、さすがに冬の動物だと感心しました。

 

 

何気なくペリカンがいます。「長寿日本一」の表示があります。
「がんばってね。ペリー君」と声をかけたくなります。
横のカモハクチョウも日本でここだけの表示が・・・。あちこちの動物園にいたような気がしていたけど、ここだけになったのか・・・。感慨深く見ちゃいます。

 

 

飼育動物について、長所、見どころをインフォメーションして、「少しでも興味を持って見てね」という気持ちが伝わり、いい動物園ですね。

 

 

小さな子を連れたママ友グループが動物との写真を楽しそうに撮っていました。
動物もこどももみんな可愛いいです。
なんか、春のいい風景を見て、うれしくなりました。

 

 

これからが、動物園のシーズンです。
動物も、子どもたちも春が本当に待ち遠しいですね。

 

著者プロフィール

高田 真理子 (たかた まりこ)
1957年5月4日 福岡市生まれ。筑紫女学園高校を卒業後、宮崎大学農学部獣医学科を1981年に卒業し、獣医師となる。
動物が大好きで小学生の頃から動物園の獣医さんを志して、1983年に念願の海の中道海浜公園・動物の森の獣医さんになった。
以降30年間にわたり動物たちの治療や衛生管理を行ってきた。その間、動物の世話や治療だけではなく、「動物をもっと好きになって、動物ってすごいよ、すてきだよ」と子ども達に『動物の森一日飼育員』『動物ふれあい教室』等のイベントを行なったり、機関誌『動物の森だより』を作ったり、動物相談に応じたり、動物の森ZOO ボランティア育成を行ったり動物に関する事の全般を行った。
2013年4月からは福岡県の大牟田市動物園で獣医師として新たな動物園ファン作りをしています。
九州沖縄ブロック動物園水族館獣医師臨床研究会(kozavg)代表。現在福岡市東区在住。
学芸員、社会教育主事、プロジェクトワイルドファシリテーター、公園運営管理士。

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