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Vol.15 オオグソクムシの眼

2017.5.10

 オオグソクムシにはまるでサングラスのようなカッコイイ三角形の眼があります。この眼は人間の様な眼ではなく複眼と呼ばれるもので、これは甲殻類や昆虫に持つものが多いそうです。

 

 

 この複眼は個眼と呼ばれる望遠鏡の様なものがたくさん集まって構成されています。オオグソクムシの場合は大体3000個の個眼が集まって出来ているようです。この複眼の利点といえばその視界の広さです。複眼は球面の一部の様な形状をしていて、その球面上の範囲は全て見えているようで、頭を動かさなくても頭上や左右などの広い範囲が見えているそうです。また、少しの動作でも複数の個眼でとらえているため大きな動作のように見え、動く獲物を探すことになどに役立つそうです。ちなみに複眼はあまり解像度が良くないでそうですがどれくらい細かい像を見ることが出来るのかは分かっていないそうです。
 ちなみにボクの視力は相当悪いので見た目は確実に気持ち悪くなると思いますが、今ならカメラ眼(人間の眼)じゃなくて複眼の方が便利かもしれません。

著者プロフィール

戸館 真人(とだて・まさと)

東海大学大学院水産学専攻博士課程前期 修了
学芸員
2010年 蒲郡市竹島水族館 勤務。
以降、海水魚、深海生物、カリフォルニアアシカなどの生物や広報、物販などの担当。
2015年 カピバラ、事務、経理も担当。

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