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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.25 続々生まれてます。

2018.3.1

 深海生物のシーズンまっただ中ということで、色々な深海生物が水族館にやってきます。今まで見たことのないヒトデや数年ぶりにやって来たエビなど様々ですが、そんな中でタケスイ生まれの深海生物もいますのでご紹介します。まずはボタンエビの赤ちゃんで先日生まれたばかりです。タケスイでは子供達にアルテミアという甲殻類の一種をあげていて、今もすくすくと育っています。とても小さいですが展示もしていますので、是非じっくりと観察してみて下さい。さて、そのボタンエビは高級なエビとして知られていますが、今流通しているのはトヤマエビなどの別種であることが多く、なかなか本当のボタンエビを食べる機会はないようです。ボタンエビは大きな卵を少なく産むタイプの繁殖戦略をとっているようなので、一回数が減ってしまうとなかなか回復しないようです。ただ、それでも最近は少し回復して少量の流通があるようです。

 

 

 他にもイズハナトラザメという小型のサメや、ナヌカザメの卵も孵化が始まりました。皆さんが想像する大型の怖いサメと違いとても可愛く、こちらも展示されているので観察することが出来ます。サメ好きな方達にはかなりの人気のようです。イズハナトラザメ自体は千葉県外房、伊豆半島南部でしか見つかっていない珍しいサメなのですが、タケスイでは毎年繁殖しています。赤ちゃんが見たい方はこの時期がチャンスですのでぜひ遊びに来て下さい。

 

 

 以前紹介したオオグソクムシの卵はというと・・・、見た目は何も変わっていないようなそんな感じです(汗)

著者プロフィール

戸館 真人(とだて・まさと)

東海大学大学院水産学専攻博士課程前期 修了
学芸員
2010年 蒲郡市竹島水族館 勤務。
以降、海水魚、深海生物、カリフォルニアアシカなどの生物や広報、物販などの担当。
2015年 カピバラ、事務、経理も担当。

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