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Vol.47 トトの来園

2018.7.15

5月の末、よこはま動物園ズーラシアから、オスのオカピのトトが金沢動物園に来園しました。

今回は搬入当日から展示場デビューまでを皆様にお伝えしたいと思います。
搬入日当日。輸送箱に入り、ズーラシアから金沢動物園へ。
トトはズーラシアで生まれ育ったので、生まれて初めての移動でした。

輸送箱内にトトがいます。吊り上げられてもおとなしいトト。
この写真の後、輸送箱は寝室のドアの前に置かれ、トトは無事に寝室内に入りました。
トトの顔には緊張感が見られましたが、新しい寝室に入ってからも落ち着いていました。
その日の夕方の食欲も、夜の睡眠も良好でした。
特に驚きだったのは、来園した日の夜の睡眠時間が、ズーラシアにいた時と変わらなかったことでした。(キィァンガが来園した時の夜は、座ることもしなかったようです)。
寝室に入った直後のトト。木の葉のにおいをくんくん…。

金沢動物園に来て4日、寝室内にも慣れた様子なので、寝室と展示場をつなぐ中庭(サブパドック)に出してみました。

すんなりと出てきて、サブパドックにはえている草木や、先に住んでいるキァンガのにおいなのでしょうか、色々と嗅いでみたり探索したりする姿が見られました。
そして休園日に展示場に出る練習をしたのち、6月17日、晴れて展示場デビューを果たしました!

梅雨に入り、当日雨が降るのか降らないのかハラハラしていましたが、ほっと一安心。
タイミングよく、この日は雨が降りませんでした。
展示場での様子は、ぜひ動物園にいらっしゃってご覧いただければと思います。
さて、これで金沢動物園では2頭のオスのオカピを飼育していることになりますが、「2頭一緒に展示場に出ないの?」と、聞かれることがしばしばあります…。
オカピは、野生では単独生活をし、縄張りを持つ動物です。
2頭を一緒にしてしまうと、喧嘩をしてしまう可能性があるので、トトとキィァンガは交代で展示場に出ています。
ぜひ会いにきてくださいね!

著者プロフィール

原 久美子 (はら・くみこ)

1959年生まれ。東京都出身。日本女子大学(現)理学部の卒論で動物園にはまり、上智大学院理工学研究科修士課程修了。
1985年から野毛山動物園に勤務、主に鳥類の飼育に携わる。横浜市繁殖センター、市役所動物園管理部門を経て2012年から金沢動物園園長。

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