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Vol.54 スーチョワンバーラルの繫殖期

2019.2.17

スーチョワンバーラルのオトナたちは冬の繁殖期を迎え、みんなそわそわしています。
特にオスは、この時期になると、群れの中での順位を決めるために、角をぶつけ合い力を比べます。
バーラルは順位の高いオスの方が、メスに気に入られやすいため、オス達は真剣です。
今年は去年に続き、ハッサクというオスが最も強いようです。
ハッサクは角も立派で体格も良く堂々としていますし、他のオス達もハッサクが歩くと道をあけるので、
しばらく観察していれば、お客さまがご覧になっても、どの個体がハッサクかわかると思います。

一方、子ども達の様子ですが、去年生まれのオレンジ(オス)は順調に成長中です。特に最近は成長期のようで、体もどんどん大きくなり、顔も鼻づらが伸びて大人に近い顔立ちになってきました。オレンジはハッサクの息子なので、将来立派なオスになってくれそうです。

同じく、去年生まれのパン(メス)はというと、生まれつき小柄ではあるものの、これまで元気に成長していました。
しかし12月末に怪我をしてしまい、現在は展示をお休みして療養中です。
ですがご心配なく。
順調に回復中なので、また皆さんに元気な姿をお見せできるようになると思います。

著者プロフィール

原 久美子 (はら・くみこ)

1959年生まれ。東京都出身。日本女子大学(現)理学部の卒論で動物園にはまり、上智大学院理工学研究科修士課程修了。
1985年から野毛山動物園に勤務、主に鳥類の飼育に携わる。横浜市繁殖センター、市役所動物園管理部門を経て2012年から金沢動物園園長。

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